ゴーン・ガールはおもしろい
今日は「ゴーン・ガールはおもしろい」というテーマの文章を書きたいと思います。
Netflixで6月30日まで無料配信ということで、デビットフィンチャー監督作品のゴーンガールを改めて観ました。
2014年劇場公開の映画なので、公開から10年が経過してます。
私はこの作品は劇場で鑑賞して、すごく衝撃を受け、感情がえぐられた記憶があって、そして、すごく面白かった記憶がありました。
やはり、この作品は「名作」ですね。
ジャンル的にはスリラー・ミステリーです。
人生で定期的に見返したい作品があるんですが、そのなかの1作となりました。
とある夫婦の話なんですが、この奥さんが頭がキレるサイコパスなんです。そして、めちゃくちゃ美人。
で、旦那はイケメンで不倫をしてるだらしない男。
2時間半の比較的長めの作品なんですが、かなり濃密で、ハラハラします。
カメラワークとか最高だし、テンポもサクサクしててストレスなく鑑賞できます。
人間誰しもが持つ、妬みや嫉みという感情が見事に描き出されていて、人間の恐さや汚さ、そして、人間らしさがギュッと詰まってます。
奥さんは頭がキレて美人で社会的な成功者ではあるんですが、メンヘラ気味だし、サイコパス性も持ち合わせている女性なんです。
旦那を陥れる為に色々と奔走するわけですが、全てが上手くいくわけじゃなくて、お金を奪われたり、酷い目に遭ったりします。
また、好きでもない男に会いに行って、その男を利用したりしたりなど、あざとい、悪い本性を剥き出しにするシーンなんかは、なかなか見応えがあります。
こんなに人間の本性や醜い部分を描き出した作品はなかなか無いだろうと思います。
決して、美しい作品ではありませんが、ですが、人間というものを知る作品てしては、かなり優れた作品なのは間違いないかと思います。
旦那も、こういう男って少なく無いだろうなぁって思わせてくれる人間なんですね。
つまり、すごく感情移入しやすいキャラクターに仕上がっています。
ですが、一つの不倫によって、「イメージ」がとにかく悪い。そのせいで、世論が奥さんを支持していくんですね、皮肉にも。
その辺りの実際の姿と他人=社会から見た姿が全く違う所なんかも、人生にはありがちだし、なかなかおもしろい。
不倫はダメだし、奥さん大事にしなきゃなぁと思わせられる作品です。