日本の雇用慣行が人をつまらなくする
日本の会社はまだまだ終身雇用が続いております。
会社の業績が良ければ、会社としても社員を首にすることは簡単には出来ません。
なので、気が付いたら30年、40年ずっと同じ会社で働き続けていた、というような人も少なくないと思います。
ずっと同じ会社(環境)にいたら仕事は慣れてくるし、また、人間関係も長く働くほど知り合いも増えて楽になることが多いはずです。
つまり、同じような仕事を同じような人達とずっと一緒にやっていくということです。
何十年も。
そんな変化の乏しい環境下で過ごせば、変化率の無さから、進化しなければならないという圧力も生まれず、ズルズルとその世界のなかで生きていくことになるだろうと思います。
これって、日本人をつまらなくしている大きな要因になっているのでは、と思いました。
硬直的な日本の労働環境が保守的な日本人をつくり出し、そして、人間的な成長や変化の機会を与えず、いつのまにかつまらない人間をつくりだしていく。
たとえば、アメリカって2-3年に1回くらい転職するのがフツーと言われていて、10社以上会社を渡り歩く人なんかも珍しくないと聞きます。
だから、あんなに自己主張が強くて、変化に強くて、そして、イキイキした人間が多いのかなと想像しました。
そういう人達が多いからこそ、経済力ナンバーワンの国なのかな、とも思いました。
つまり、アメリカでは、会社が最後まで自分の面倒を見てくれないことが分かっているからこそ「個」をどうやって磨いていこうか、というような発想、意識が働くのだと思います。
やはり、人間、生温い環境はダメで、適度な緊張感のある環境下に身をおかなきゃダメなんだと思います。キツイですけどね。
これから、日本社会や日本経済は悪化する可能性が非常に高いと思います。
そして、これからは、会社も社員を守れなくなってくるはずです。社員を守ろうとするほど会社が苦しくなるので。
つまり、これからの日本はアメリカのように「個」をどうやって磨いていくか、というような話が次第に出てくるのではないかと思います。
ある意味、これからは時代がガラッと変わる時代の変革期に入るかと思います。そして、そんな激動な世の中になれば変化を強いられます。
そう、自然とこれからは人間的におもしろい人が次々と出てくるのではないかと私は予想します。
私もどんどん変化して人間的に面白くなりたい。