FIRE卒業
Twitterトレンドで「FIRE卒業」という文字が目に飛び込んできました。
FIREからの卒業、つまり、自由気ままな株式の配当金からの配当など、「資産からの収入」のみで暮らしていくことからの卒業ということです。
会社員に戻って働く、フリーランスとして働くなど、なんらかの形で労働に従事しながら生計を立てていく、というものですね。
FIRE卒業の理由は次の2つに大別されると思います。
1.経済的不安からの脱却
株式市場の下落、為替リスク、インフレなど、資産価値が目減りしたり、生活費が増加したりなど、ここ1〜2年で急激に経済状況が悪化してます。
FIREしてた人のなかには、株などの金融資産を多くもっていた人やその比率が高い人が多いと思われます。
いまのような環境下でFIREを継続できるのは、よっぽど資産がある人のみだと思われます。
2.やり甲斐、生きがいを求めて
たとえ資産があったとしても、毎日が暇過ぎたり、日常がつまんなかったら面白くないです。
私は本を読んだり、映画や動画配信を観るのが好きなのですが、それを毎日繰り返す日常は想像しただけで嫌ですね。飽きます。
なんらかの形で社会との繋がりは持ちたいと思うし、人の役に立つという人間の根源的欲求を満たしたいと考えるはずです。
それが満たせるのが仕事だったり、ボランティアだったりするのだと思います。
個人的に、今のところは、身体が元気なうちは働きたいなと考えています。年齢的には75歳くらいまででしょうか。
FIRE達成と言って、会社を辞めてしまった人のなかで、いま、不安を抱えている人も少なくないと思います。
そういう人は、そのことについてはあまりマイナスに捉えずに、前向きに捉えたら良いと思います。
いま、日本は人口減少で労働者が減っているし、また、円安で外国人労働者も低賃金の日本を離れ、良い報酬を求めて海外に移っていってるそうです。
なので、「働き口」はたくさんある、これから増えてくるかと思います。そこから自分に合った、好きな仕事を選べば良いんですよ。
会社員に戻って、また仕事して、そこからまたFIREを目指すのも悪くない選択肢だと思います。
自由な時間を使ってネットで稼ぐといった思い切った働き方を始めるのもおもしろいでしょう。
意外と人生は短い!という話を年配者の方から聞きます。
ダラダラ過ごすのも悪くはありませんが、やり甲斐の持てることをやる。これもとても大切なことです。