ルポルタージュは視野を拡げる
書店に行けば様々なジャンルの本がカテゴリー毎に棚に収められています。
通称ルポ、ルポルタージュ作品は皆さん読まれたことありますでしょうか。
Wikipediaによると、ルポルタージュとは、事件や社会問題を題材に、綿密な取材を通して事実を客観的に叙述する文学のジャンル、です。
本好きな人も、そうでない人も、ルポを読んだことがないのなら、社会勉強だと思って、そのジャンルのなかから、自分が興味を持てそうなものを一冊手に取ってほしい。読んでほしいです。
日本国内のものでも良いし、外国のものでも良いです。
今日、わたしは、アメリカの連続殺人鬼のルポを読みました。
本のタイトルは、捕食者 全米を震撼させた待ち伏せする連続殺人鬼、です。
どんなルポもそうなんですが、リアルに起こった話であること、そして、そこで起きたことが克明に、生々しく描かれているため、ものすごい臨場感を持って、「過去の事実」がこちらに伝わってきます。
ルポルタージュだけあって、常識からかけ離れた人や論理が破綻している人、サイコパスなどが出てきます。ほんとに、狂った人間が出てくるため、本を読み続けるのを止めたくなる時すらあります。
でもね
現実社会において、そういう思考や考えを持った人間もいるんだ、っていうことやこんな映画みたいな実話が世界のどこかで起こったんだ、っていうのを知ったり、理解したりすることはとても大事なんじゃないかと思います。
ルポルタージュは思考や視野を拡げてくれます。
憤りを覚えたり、恐怖を感じたり、被害者の立場になったことを想像して泣きそうになったりすることだってあると思います。
今回の本も無差別に若い女の子が凄惨な殺され方をするのですが、FBIや警察などによる犯人探しから、知的で狂った男の犯行の様子など、ハラハラする場面が克明に出てきます。
容疑者の男を尋問する警察官の焦りや怒りなども、ヒリヒリとした情景とともにこちらに伝わってきます。
連続殺人鬼というだけあって、過去の殺人も次々と出てくるんですよね。。
ルポルタージュはほんと、人間の闇、汚い部分、狂気じみたところとか、ドロドロしたところが出てくるので、読んでいて辛くなったりする部分もあるかもしれませんが、是非とも何か作品を手に取って読んでみてください。
確実に思考や視野は拡がりますから。