ゆるストイック――ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考
今日は「ゆるストイック――ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考」というテーマの文章を書きたいと思います。
Amazonkindleでポチって、さっそく、読みました。
佐藤さんはメタップス創業者であり、いまも様々な事業を手掛けられてる「起業家」ですね。
あとがきにも書いてますが、「持たざる者」は世の中の仕組みを誰よりも理解して、「運」を味方につける必要があります。
そんな人に対して、それを手助けできるようなコトが本書には散りばめられてあります。
なので、「持てる人」になりたい人は、そこからヒントを得て、キャッチアップして、どんどん成長していけば良いと思います。
人生において、どういう戦略を持って社会を渡り歩るき、どういう思考を持っておくべきで、そして、コスパが高くて効果的な方法は何か。
そういった事が著者視点で言語化されてます。
この本のなかで最も大事なメッセージはこれです。
独自性✖️タダ乗り
独自性には「努力と才能」がタダ乗りには「運」が重要な要素となります。
独自性とは、その時代の人々がなんとなく共有している「常識」を見極めたうえで、その「常識」と「非常識」の間の境界線上にアイデアを配置する行為とのこと。
規格外のスケールを叩き出す「タダ乗り」
「独自性」を発揮することにストイックに集中し、それ以外はすでに世の中に存在している「基盤」をゆるくフル活用する姿勢です。
「求心力」と「遠心力」を同時に発揮する
「独自性」を生み出すためには、世の中をじっくり観察し、自分なりの仮説を立て、腰を据えて創造に向き合う必要があります。これは極めて職人的な活動です。
「求心力」を発揮する必要があります。
つまり、自分に周囲の人々を惹きつける力を生み出す行為です。
一方、「タダ乗り」では別の力が求められます。
外部環境を最大限に活用し、いかに自分の労力を節約しながら他人の力を借りられるかが重要になります。
ここでは、自分の影響を外部に広げる「遠心力」が必要です。
この相反するものを重ね合わせることこそが、「ゆるストイック」であり、その難しさでもある。
クリエイターのように創造的でありながら、トレーダーのように合理的であるという二面性が求められます。これが「ゆるストイックの中身」です。
「独自性」と「タダ乗り」の掛け合わせによって、本人たちも予想外のスケールが生まれると、そこには「物語性(ストーリー)」が付け加えられます。
物語が生まれると、それが「ブランド」へと変わります。
ほんの少し他人より優れた特徴があれば、それだけで十分にチャンスを掴むことができる。
現代の戦いとしては、得意なことや好きなこと、人から褒められるようなことにとにかく没頭すること。極めること。
そして、それはニッチでも全然いいとのこと。
むしろ、ニッチな方が良いとのこと。
それをネットで発信し続けたり、活用するなど上手に「タダ乗り」し、成功を掴む。
とにかく、黙々と、まずは得意なことや好きなことを「創造」し続けること。
常識と非常識の間にある境界線上にアイデアを置き続けること。それを積み上げること。
そして、外部環境もしっかりと活用すること。
黙々と1日を積み上げていきましょう。