山口県にある獺祭の工場を見学してきた
今日は「山口県にある獺祭の工場を見学してきた」というテーマの文章を書きたいと思います。
旭酒造株式会社が製造している日本酒「獺祭」の工場見学の予約を事前に行ない、本日、行ってきました。
約1時間の見学です。
山口県岩国市の山奥に獺祭の工場はあります。
豊かな自然がある所に日本酒作りの土壌があるんでしょうね。寒いところ、かつ、水が良いところが日本酒造りには欠かせないそう。
まず、獺祭については、「獺祭」っていう字体がカッコいい。これ、ビジネス的にすごく大切だと思います。ダサいと売上に響くと思います。
また、本社前の直売所は建築家の隈研吾さんが手掛けられたということで、これが斬新かつとてもオシャレなデザイン・空間となっています。
工場見学が終わったら、ここのお店に案内されて、獺祭の試飲ができたり、炭酸水をお土産として頂きました。
3割9分のオーソドックスの獺祭日本酒を買いました。720ml2,500円程です。
獺祭の工場ですが、まずびっくりしたのが、12階のオフィスビル内に工場があって、一番上に会長さんが住まれてるそうで、そして、基本的に10階から下で日本酒造りを行っているそうです。
10階でお米(山田錦)の精米や洗米を行なって、そして階を降りるに従って、蒸したり、麹をつけたり、仕込、発酵、上槽、瓶詰めをするそう。
ひとつのビル内部で日本酒を製造してる訳ですね。
今日は普通に社員さん達が働かれていましたし、また、日本酒の分析やテイスティング、商談などもここで行われてるそうです。テイスティングは基本的に毎日行っているそう。
グローバル展開を始めた獺祭の原点がこんな田舎の街にあったとは、少々驚きました。
工場見学は短期的には赤字だと思います。
ですが、工場見学に来てもらうことで、その人が獺祭のファンになってくれたり、もしくは、色んな人に工場見学のことを話してくれたら、認知度を勝手に広めてくれますから、長い目でみればプラスだと思います。
プロセスを見せることで、それを見た人は語りたくなりますので。
また、社員教育としても悪くないでしょう。
工場アテンドは知識がちゃんとあって、そして、説明が上手じゃなきゃ務まりませんので、そのあたりのスキルはグッと伸びると思います。
アメリカでの獺祭の製造・販売は、苦戦しているそうです。なぜなら、水が日本とは違うため。
こういう苦難をどうやって乗り越えていくのか。これからの獺祭に注目です。