平山郁夫美術館
今日は「平山郁夫美術館」というテーマの文章を書きたいと思います。
今日は愛媛県の道後温泉の宿に泊まってて、朝起きたら、部屋のドアの取手の所に「読売新聞」が掛けられてあったので、コーヒーを飲みながらそれをさらっと読んでました。
米中AI戦争、米国の不法移民の強制送還、東京人口一極集中、地方の人口流出などなど、世界においても日本においても、様々な競争が繰り広げられ、そして、かなり根深い問題を抱えながらも人間は前を向いて生きていかないといけないんだなぁと改めて思いました。
さて、ホテルをチェックアウトしたあと、広島県尾道市の「しまなみ海道」にある生口島という所に行ってきました。
島全体を美術館に見立てた島ごと美術館として17点のアートが島のあっちこっちに展示されてる、コンセプトがおもしろい島ですね。
で、まずは、「未来心の丘」という世界最大規模の大理石彫刻庭園に行ってみました。
ここは凄いです。
真っ白な大理石がたくさん積み上げられ、庭園全体が美しいアート空間になってました。
人生、一度はこの眺めを観てみるのも悪くないかと思います。
大理石に手で触れることもできるし、可愛らしい猫や面白い形をした大理石もあるので、百聞は一見にしかずで、生で観るのをおすすめします。
ここは同じ空間に浄土真宗の仏教寺院があって、そこに地下道があって、そこにずらっとお地蔵さんが飾られてあって、驚きとともに不思議な気持ちになりました。
未来心の丘とセットでここも行ってみましょう。
あとは、「平山郁夫美術館」ですね。
まずは、ここの施設自体が広くて、美しい。
大きな庭園などもすごく雰囲気があっていいです。
平山郁夫さんは、この生口島の出身だったんですね。
若い頃に広島で戦争を体験し、かなり辛い経験をされたそうです。
でも、それを忘れる為に、必死で絵を描いていたとのこと。
小学生の頃からずっと絵を描いていて、東京芸大に進み、それ以降もヨーロッパや中東、インド、中国などを回って絵の勉強やインプットをし続けたそう。
瀬戸内海の美しい風景、シルクロードなど、惚れ惚れするような絵がたくさん展示されてありました。
小学生の頃の絵も十分に上手いし、おそらく、かなりの時間を絵を描くことに費やしてたんでしょうね、平山郁夫さんの絵は無駄がないというか、かなり完成度が高いです。
「写真のような絵」がたくさんありました。
それと、いろんな団体の理事や子どもたちを支援するような活動をされてて、素晴らしいなぁと思いました。
奥さんは芸大の同級生で、首席だったそう。平山さんは次席。
結婚後、奥さんは平山さんを支えるために芸術の道をキッパリ諦めたそう。
その決断もすごいし、これも平山さんの芸術家としての道を歩む決意を固くした契機になったんだろうなぁと思いました。
とにもかくにも、旅先での美術館訪問は最高です。