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吃音症の辛さ「経験談」
皆さんは吃音症というものを知っていますか?
吃音症というのは人との会話で喋りだそうとすると急に言葉が詰まり出そうと思っても喋れなくなります。
吃音症を持っている人は全人口の1%を占めており個人差が大きく、人によっては軽度な吃りだったり重い人もいます。
私も吃音症を患っているので経験談と辛さについて皆さんに知ってもらえればと思います
吃音症の種類
吃音症は3種類に分けられ
お、お、お、俺は〜…
など最初の言葉を連続で発してしまうのが連発型
おーーーれは〜…
など最初の言葉を伸ばして発するのが伸発型
……おれは
など最初の言葉が出てこないのが難発型
僕も吃音症を患っており小学二年生からなりました
僕は難発と連発を持っていたので親の話では小学生のころの吃音症はとても酷く友達や先生と話すのに苦労していたようです。
連発型で吃っている時に無理やり喋ろうとすると首が下に動くことがあって小学生の間では吃音症というものがあまり知られていないのもありその動きを真似されたりして笑われていました。
まああまり覚えていないから今としては大丈夫だけど当時の自分としては辛いと思います。
小学校であった言葉の教室
そして吃音症の人達に向けての特別な授業があり
学校の中にある言葉の教室というものに通っていました。
4時間目の授業の時に別の教室で吃音症を軽くさせるための言葉のトレーニングを行っており自分以外にも吃音症の人が3人くらいいました。
授業の内容としては本の音読をしたりしりとりをしたりなど結構楽しい内容となってた。
当時の僕は授業をサボれるからラッキーと思っていましたが今思うと大事なことだったんだなと思います。
言えない言葉
吃音症では特にこの文字が言い難いというのがあります。私の場合だとあ行、か行、ら行が特に言いづらかったです。
あ行の言葉が出てこないととても不便で
「ありがとう」、「おはよう」、「お願いします」
など重要な単語が使いづらくなります。
本当によく使う言葉なので日々の会話がとても辛くなり一時期はよく避けていました。
吃りやすい言葉の対策
吃りやすい言葉をどうやって止まらずに言えるようにするかの対策案がとても大事になってくると思います。
私も中学生くらいの時からどうやったら喋りやすいかを考えていました。
「ありがとう」から「わりがとう」に
「お願いします」から「を願いします」に
発音としては大して違和感は無いので自分の喋りやすいように言葉を変えていました。
これが結構効果が大きく代用できそうなものは使って喋ってみると案外いけます。
日頃の会話には使ってみてもいいかもしれません
緊張という大きな壁
吃音症というのは自身の感情によっても出やすくなったりします。
その中でも1番大きい変化が緊張です。
私はこの緊張で1番悩んでいます。
過度な緊張をすると言葉がすごく吃りやすくなり
本当に言葉が出なくなります。
普段では喋れていたことも唐突に出なくなります。
私が少しあがり症の節があるので
緊張しすぎると言葉が震えたり出なくなったりします。それだけだとまだいいのですがそこに吃音症が追い討ちをかけてきてほとんど喋れなくなります。
私は今年から入社した新社会人なのですが会社のお偉いさんが集まる場での発表の時に声が震えて吃りで言葉が出なくなり半ば半泣きの状態になりました。
「これはダメだな」となにも解決策が思い浮かばずその時はもう色々諦めていました。
唯一の救いだったのが私が務めている会社はとても優しい人が多く同情されてるのかあまり言及はされませんでした。
理解してくれる友達と話す
どの場所でも吃音症をもっていることでいじめられたり急かされたりする人もいれば自身が吃っている時に言葉を出すまでゆっくり待ってくれる人もいます。
私は環境に恵まれ人間関係は意外といい方でした。
自身が吃っていて先生から急かされている時は周りの友達が説明してくれたりと優しい友達ばかりでした。
そんな友達とこれから絆を繋いでくのが1番だと思います。
最後に
今まで僕の話をゆっくり聞いてくれた人や周りの支えてくれている人には本当に感謝しています。
吃音症の人には急かさずのんびりと話を聞いてくれると嬉しいです。
ここまで読んでくれてありがとうございました。