#5尾原さんの「モチベーション革命」を読んで(その2)

 「達成」「快楽」「没頭」「良好な人間関係」「意味合い」の幸福のなかで、オタク的な没頭する気持ちが強みとなるという話のつづき。

■非効率な「好き」こそが次の産業になる
 人工知能で代替不可能なものが「嗜好性」で「私は誰に何をいわれてもこれが好き」という感覚。代表的なものがファッション、効率だけ考えたらみんなユニクロの服を買うはずだが、古着やゾゾタウンで買い物するという感覚。
 人工知能で有名な東大の松尾先生が、昔の資本は筋肉だった。だから肉体労働を集約できることが強みだった。蒸気機関の発明で今の資本は頭脳となった。そして、頭脳は人工知能に追いやられれて、次の資本は非効率を産業としていく嗜好となっていく。なので、自分が何を好むのかとという情報はこれから価値になっていく。

 私の職場で設計業務の標準化を頑張って進めている。あまり頭脳を使わない設計業務は出来るだけRPAなどのデジタルツールで自動化を進めて、頭脳を使う部分もAIでどこまで代替え可能かということに、これからは挑戦していくことになると思う。だから、今から自分は何が好きか(何が出来るか)という強みを見つけて、それを際立てた方がモチベーションも上がるし、次の時代をやりがい・生きがいをもって幸せになれると思う。また、そのほうが会社としても強くなると思う。但し、それにはそれを受け入れられる企業になれるかという会社側の変化も必要ですがね。「不易流行」の流行の再認識をして、どのように変化するかを示すことが会社を継続させるには重要なのかなと思う。

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