物語好きとして心に刺さった「光る君へ」
こんばんは、かなめです。
昨日に引き続き、居ても立っても居られずに筆を走らせております。それも、本日最終回を迎えた「光る君へ」の感想を書きたくなったからです。
私自身、第1話から最終話まで大河ドラマを追い続けたのは、なんと「篤姫」以来。平安時代が舞台になるという珍しさから見始めたのですが・・・もうすっかりハマってしまいました。
いろいろと語りたいことはありますが、またまとまりのない内容になってしまうので、ここが良かったポイントを3つ挙げながら語りたいと思います!
1:少女漫画のようなドキドキ感
まひろと道長の恋物語が、まるで少女漫画を見ているかのような展開ばかりで終始ドキドキしていました。
「こんな展開ある・・・!?」「これからどうなっちゃうの!?」と、2人の恋の行方にドキドキしたり、ハラハラしたり。少女漫画好きには大好物の展開ばかりで、すごく面白かったです。
特に、身分の差や妾といった、平安時代の貴族たちの恋愛観が新鮮で楽しくて。雅で華やかな貴族の恋愛は、実はかな〜りドロドロとしているんですよね。昼ドラじゃん!と思うほど、そのギャップがたまらなく良い。
毎週見終わった後は、家族と一緒に次の展開はどうなるのか、道長って女心わかっていないよね!と論争しておりました(笑)。
そして、2人の恋の行方を追いながら、少しずつ存在感を強めていたのが「倫子さま」。
最終回を迎えた今、倫子さまの懐の深さに脱帽しております。こんなにまっすぐに道長を想い、家を大切にしようと最後まで自分の役割を全うした倫子さまに、次元の違いを見せつけられました。
「光る君への登場人物の中で、誰に1番惹かれた?」と質問されたら、1番の純愛を貫いた倫子さまと答えるほど、印象に残った存在です。
2:2人の視点から語られる平安時代
まひろと道長、それぞれの視点から物語が発展したというところも、私がハマった要素のひとつだと思っています。
主人公視点で進む物語を読んでいるとき、「敵サイドはどういう気持ちなんだろう?」とよく考えることがあるんです。
少女漫画を読んでいるときでも、恋をしている女の子の心情だけでなく、男の子の心情もわかるとより一層ドキドキしますよね。第三者視点で見られる読者の特権のような気がして。
「光る君へ」の主人公は、あくまで紫式部であるまひろでしたが、朝廷での揉め事、平安のF4など、道長を取り巻く出来事も楽しめたのが個人的にはすごく良かったです。
まひろと道長、それぞれの視点から平安時代で生きる人たちを感じられたこと。それが「光る君へ」の物語へとより深く、より濃く夢中になっていったきっかけのひとつだと思います。
3:共感せざるを得ない、まひろの言葉
小説、アニメ、漫画、映画と、私はさまざまな物語を読んだり見たりするのが大好きなのですが、物語好きとして、まひろの言葉には共感しっぱなしでした。
特に、今回の最終回。床に伏せている道長へ、源氏物語で光る君の最後を書かなかった理由を告げる場面での言葉。
「光る君が死ぬ姿を書かなかったのは、幻がいつまでも続いてほしいと願った故でございます。」
この言葉を聞いた瞬間、「まひろぉーーっ!!!」と感激しちゃいました。そうなんです。物語好きとしては、ずっと幻を見ていたいんです。
しっかりと最後を描いて欲しい、結末が知りたいという気持ちになることもありますが、読者が想像できる余白を残してくれる作品のほうが印象に残るというか。
そのあとに感じる余韻が不思議と心地よくて、「今もあの人たちは生きているんだなぁ」と想像するのがすごく楽しんです。(これ昨日のnoteでも書いたようが気がする笑)
まひろのアップとともに、これからの世を指し示す言葉で締めた終わり方も、すごく「光る君へ」らしくて、今も余韻に浸っています。
おわりに
殴り書きのように「光る君へ」について語ってしまいましたが、みなさまはどのような感想を抱きましたか?
最終回を迎えて、他の人がどのような気持ちになったのか、このシーンは良かったとか、いろいろと語り合える時間も醍醐味ですよね。
今後も、さまざまな物語に出会い、幻を追い続けていけたら良いな。
最後まで読んでくださり、ありがとうございましたーっ!
かなめ