【写真館】浸水～この写真、川ではありません。地下道です。～

一見、橋の上の道路下の川が増水しているように見えるこの写真。
鉄道の下の高架橋。いわゆるガードというやつです。

いつもは、交通量の多いこのガード、地下道が跡形もなく、完全に水没しました。

ずっと、noteを書けずにいたのも、事情はこれです。
7月15日からの大雨で自宅が浸水。
秋田県秋田市、地方でありながらも、街の中心部が河川氾濫により広範囲にわたり浸水し、交通、生活機能がマヒしておりました。

温暖化による降水量増加は、各地で災害として猛威をふるっておりましたが、秋田では、そこまでの被害がこれまでなく、どことなく、安心していたスキをつかれた格好となりました。

１．避難指示ないまま、河川氾濫。

警戒レベル4　その周知はないまま、5がいきなり出されたことで住民避難の混乱につながりました。

大雨　秋田市「避難指示」出さぬまま太平川氾濫　市「今後検証する」 | 河北新報オンライン

実際、スマホが鳴り響いたときには、すでに河川は氾濫し、瞬く間に腰まで水がくるほどの洪水となっていました。

秋田市中心部を流れる旭川。建物側は既に水が浸水。

２．【写真館】と呼ぶには、あまりにつらい風景。

あっと言う間に河川が氾濫、道路浸水が進む中で、自宅周辺も出歩けないほどの水没。
避難指示が出ないうちというのもあるが、あまりの早さの展開になすすべもなく、自宅2階で付近を見ているしかないという状態でした。

自宅居間から駐車場を見た風景。車を近所のショッピングモール屋上駐車場に避難してたすかりました。

このように、いたるところで冠水、車は水没して身動きとれず。

自宅裏口。ちょっと敷地が斜面なっているので、後方の被害は軽度でした。

高い場所で地面から50㎝　深い場所では1mくらいは浸水したかと。

自宅の畳の部屋はすっかりダメ。

床下収納にもこのように浸水

今日、試合やるはずだった野球場

エアコン室外機は水没。うちは二台やられました。

日中の増水の川。このときは、まだそんな事態になるとは思わなかった。

３．翌朝、明るくなると・・・

洪水、浸水、停電、断水と、あっというまに奪われたライフライン。
そうなると、いったいどこまでが浸水しているかもわからず、まず自宅で情報を集めるしかないのですが、停電によりスマホ充電も失い・・・

クルマは半部以上水没。この車両、しばらくここにありました。

少しずつ、水は引いていきましたが、残されたのは泥

ほぼ道路と同じ高さまできた川

車は水没すると自然にヘッドライトが光ると知った。隣の家の車庫。

玄関ドアに布団を置いて、どうにか床上浸水を食い止めようとしましたが・・

この泥が、自宅の床下にまだ残っているのです。

大活躍のケルヒャー

航空写真。秋田市内広域が浸水したことがよくわかります。

向かいの家は、完全に1階がアウト。

災害は、備えがゆるんだころにやってきます。