【本との出会い14】なぜおばちゃん社長は価値ゼロの会社を100億円で売却できたのか
とても久しぶりの投稿になります。
実は、わたくし、この度転職しました。
前職は、世間的には非常にお堅いといわれる仕事でした。
そして、新しい仕事は、まったくの世界が違う職種。
ですが、やりたかった会社経営に携わることになりましたので、日々勉強と経験を休まず、社長の右腕として、役割を果たしていきたいと思っています。
そんなとき、日経新聞で紹介されていたこの本を読んでみました。
1.ノートの習慣
実は、この本の中で、一番興味をもったのが、著者がずっと継続しているノートに書く習慣です。
著者は、書くこと、見返すこと、思考整理すること、が経営の根幹であると言っています。
そして経営者としては、私事とビジネスを分けるべきではなく、基本的に起きること、情報、考えたことのすべてを時系列にノートに書くことを繰り返してきているそうです。
そのために、4色ボールペンとノートを常に持ち歩いているのです。
もう少し、本文中に、実際のノートを掲載してもらいたかったのですが、私が興味をもったのは、「4色で書く」ということと、書くという動作でこそ思考につながるという理論です。
これにはすごく共感しました。
私も基本的に「書く」ということで、思考すること、管理することを継続しています。
違いは、「万年筆を使うこと」「システム手帳、メモ帳、A4ノート」の使い分けていることくらいでしょうか。
何か、この本と似ていると感じたのは、私だけでしょうか。
2.会社経営における財務の考え方
①コスト削減
売上を増やす、コストを削減する。この二つが収益を増やす唯一の方法。
しかし、先に手掛けるのは「コスト削減」。
②現金の確保
現金をためるためには、借入、補助金の活用を十分に活かす。
設備投資の償却と少人化の効果を強調されていました。
3.まとめ
現場を見る。帳簿を見る。ことが経営者の行動として必須だと著者は言っています。
当たり前のことかもしれませんが、当たり前のことを当たり前ではなく、とことんやれというメッセージです。
合理化をどんどん進めろと言いながら、一方で現場に声をかけることや、手書きで考えることなど、肌感覚のやさしさも兼ね備えた方だということが伝わりました。
書籍の中には、あまり紹介されていませんが、この社長にも番頭さんというかNO.2の方がいらっしゃったのではないか、と思います。
「書いて考えて」「考え書いて」を繰り返していくと、確かに整理されて新しい考え方やアイディアが発生してきます。
この本、そっと社長に勧めてみようと思います。
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