父と娘の奄美大島の旅 その4 島唄の聞ける居酒屋 かずみ
「奄美ならでは!」のものはいろいろありますが、奄美の島唄がライブで聞ける居酒屋もその一つでしょう。今回は、奄美市在住の親戚おすすめのところにいってみました。
小さい時から奄美にくると何気に耳にしていた奄美の島唄。小学生のころ、旅館をやっていた伯母(故人)が朝台所で作業をしているときに、近くに座ってその姿見るのが大好きだったのですが、壁にかけられていたラジオからずっと島唄が流れていました。島言葉で歌われる歌詞の意味はわからないながらも、その音色に心地よさを感じてはいました。
さて今回訪れた奄美の島唄が聞ける「居酒屋かずみ」。 5人座れるか座れないかのカウンター席と3つほどテーブルのある座敷席。私たちがいったときは、私たち3人が1テーブルに座り、残りのテーブルは10人ほどの団体さんでした。
予約は必須。おまかせメニューで、かずみさん手作りの島料理が次から次へと出てきます。美味しいものが次から次へとでてくるので、あっという間にお腹がいっぱいになりました。
食事が落ち着いた頃にカウンター席に座った男性が「そろそろ」といって三線(サンシン)を手に取り、これから歌う歌の説明をして、演奏を始めます。
しばらくするとカウンターに座って食べていた島唄の歌い手と思われる女性のお客さんも一緒に歌い出し、郷土料理を振る舞ってくれたかずみさんもカウンターの中から歌います。本当になんともいえない音色です。
二曲目以降は明るい曲で!。曲に合わせてチヂンといわれる奄美の島太鼓を順番にたたいたのですが、お客さん、皆、ノリがよくて大爆笑でした(笑)。
島唄と言っても奄美大島のものと沖縄のものは音が全然違うんですよね。それについて尋ねたところ、三味を使いながら、音階の違い等々丁寧に教えてもらいました。
かずみさんの料理は島ならではの素材をつかって、これまた島の味付けでふるまわれます。
美味しい美味しいと言いながらどんどん食べていたら、あっという間にお腹がいっぱいになりました。
「もう食べられません」というと、「持って帰ってくださいな」といって食べられなかったぶんはいただいた入れ物にいれて持ち帰りました。
そういえばこのお持ち帰りの習慣も奄美あるあるだったなあと思うことでした。
居酒屋「かずみ」
〒894-0027 鹿児島県奄美市名瀬末広町15−16
TEL: 0997-52-5414
予約をお忘れなく。