20210322の日記

下着のはなしをします。パンツのほうです。

ある安い衣料専門店で、ずいぶん安く買ったパンツがおかしい。タグが付いている方向が、明らかに前側なのだ。後側にはおしりを包み込むような派手なレースが付いていて、前側と後側の把握は間違っていないと思う。

買ったときのパッケージがどうなっていたか。レースは本当に後側だったか。そんなこと、空けて数秒後には忘れてしまっている。

レースを後側にして履く。でもタグが気になる。タグなんて、そもそも切るものなのだから、しゃきんとはさみでやればいいのだけど、
億劫で切れずにいる。

向こうが間違っていると思っても、いやわたしが間違ってるんだきっと、と思う癖がある。自分が間違い、と思いながら、実のところは自分は間違っていないと思っている。なんて面倒な性格だろうかと思う。

そろそろ素直に生きてもいいと思っている。いや、生きなきゃいけないと思う。わたしは間違っていないのだと、自信を持って前に進みたいと思う。うじうじわかってほしいと上目遣いの、しょうもないわたしとはさようなら。

そもそもパンツを捨ててもいいのかもしれない。レースがもりもりで似合わないのでね。でもパンツはもったいないから捨てない。