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「分かりやすさ」の玉を投げる

この週末は新潟市のマルシェに出店しました!
久しぶりにクッタクタでした。


3月は干し芋加工も落ち着いて、いろんなイベントに出店させていただきましたが、その一つ一つの反省点を絶対生かしてやるぞな気持ちで今回大事にしたことがあります。


それは

超わかりやすくする。


たくさん店舗が出ている中で、1発で芋屋と分かること。
1発でシズル感を感じること。


これに注力しました。


wofaはちょっと特殊な農業法人で、いろんなところに誰かに刺さるタグ(差別化させているところ)を忍ばせています。

ビジコン、賞レース、店舗、オンラインストア、マルシェ、取材など、場所、場面、伝える人よって、強調して伝えるべき「強み」を選び、コントロールしているのですが、やはりマルシェは「シズル感」だよな〜〜〜と再確認しました。


美味しいものを食べたくて、買うつもり、食べるつもりの人たちがもうそこにいらっしゃるのだから、いかにその人たちの「美味しそう!今食べたい!」に刺さるかどうか。


もうそれって
寒い時にあったかいものを出すとか、「食べたときの幸福感」を視覚的に想像させたり、美味しい匂いでヨダレを出す🤤のが直球ですよね。


そう、最近、変化球じゃなくて直球を投げる大切さ、なんかも学びました。
王道をいく勇気、みたいな。



そんなこんなで、いろいろwofaの社会性とかやってることとか商品の山ほどある魅力とか、伝えたい気持ちをグッと堪えて、ビジュアルと名称と第一印象に注力しました。


そうしてできた今回の店舗はこちらでした!


美味しそうなビジュアルを1つ


最近読んだ「まず、ちゃんと聴く」で書かれてあった「メラビアンの法則」で、メッセージが伝わる割合について言及されていました。

そこでは

言語情報(言葉)7%
聴覚情報(話し方)38%
視覚情報55%

とのこと。
そう、人ってぜーんぜん文字見てないんだなー。

なので、もう1発で美味しそうなお芋とわかる、大きめの写真(左側のタペストリー)を採用しました。

これ、去年展示会(フードメッセ)に出展した際に、商工会議所さんから頂いたものなんですけどね!!超活用させていただきました!!ありがとうございます!!


メッセージもひとつ


今回わかりやすさということで、店舗が届けるメッセージも一つにしました。

「蜜芋の農園」です。

wofaはいろんなタグで切れますが、今回は「蜜芋の農園」で切りました!
あらゆるところに「蜜芋」ワードを強調しましたよ。


お客様のステップごとに情報を置く


今回よかったなーと思ったことのひとつが、写真付き商品一覧。

今回お客様を観察してて感じた目線のステップがありました。

お客様って実際テーブルに並んでいる商品より先に、メニューを見ているんですよね。最初はちょっと遠目からブースの全体像を見て、何屋か認識する。


そしてちょっと近づいて、手前のメニュー看板で様子を伺い(この時点ではまだ購入を迷っている段階、いわゆる偵察モード)、

「よし、買うぞ」と決めてから、店舗の前に来て、店頭メニューを見て、

で、最後の最後に実際に陳列されている商品を見ているんですよね。
まさにカスタマージャーニー!
あ〜なるほど、このステップごとに情報を置いてくんだなぁと実感。



で、意外と重要だなと思ったのは、「偵察モード」できる場所があるかどうか!と思いました。


すぐ店舗の真正面に行っちゃうと売り込まれたり、買わなきゃいけない雰囲気になっちゃうので、お客様は店員が声をかけない程度のちょっと遠目から様子を伺います。じっくり吟味する時間ですよね。

今回そのエリアを店舗のちょっと脇の看板エリアで作れたのはよかったなと!意外とここで吟味してから、「よし買うぞ!」と店舗前に歩みを進める方が本当に、本当に多かったです。


つまり、

この吟味エリアでいかにお客様の心を掴むかが重要!!!



ということは、この吟味エリアで提供してる情報が
・わかりやすくて
・美味しそう


が大事だ!!
そんなわけで今回もうひとつ取り入れたものがありました。


商品数は最小限


wofaは干し芋だけでも、規格外を含めたら10種類近くの商品数があり、マルシェに出るといろんなものを売りたいので、あれもこれもと販売していました。

これもこれで多分お客様にとっては選ぶ楽しみがあっていいのですが、やはり店舗に足を止めるためのファーストタッチの印象が「何屋」か分からないと、スルーされるものです。。


また、立ち寄ったお客様の視線を見ていると、決断が揺らぎやすい、迷いやすい…と感じました。

そうです、店頭に立っててびっくりするのですが、ジャムの法則まさにそのまんまの現象が起きてて我ながら感動しました。

ジャムの法則
「人は選択肢が多すぎると一つのものを選ぶのが難しくなり選択すること自体をやめることもある」という心理作用のこと。
実験では、24種類のジャムより6種類のジャムの方が購入率が10倍だったとのこと。

なので、今回はマルシェの特性も加味しながら
「我々が買って欲しいものを厳選して売ろう」方針で。


今回のマルシェが「さくらマルシェ」という名称で、桜の季節を楽しみながら、新潟のグルメ&スイーツを楽しむというコンセプトがあったので、その場で食べたいと思えるもの、食べれるものとして
焼き芋、あっためたもっちりベーグル3種、として干し芋2種を精鋭として選びました。


匂いもビジュアルもリアルで


この量が1袋に入ってるよ〜と伝えましたよ!

そしてあとは五感を刺激じゃあ!

ということで、焼き芋をせっせと焼き、会場には美味しいあったかいお芋の香りが…。お客様からも「お芋のいい匂いがして」と話され来店されるお客様がちらほら。

まだまだ新潟は肌寒い4月上旬。
日が照っていた午前とは打って変わって、13時を過ぎエリアが日陰になってから一気に焼き芋のお客様が増えに増えました。


より伝わりやすさや美味しさを伝えるために、途中から店頭には焼き芋の現物も置きました。これ、なかなかよかったです。途中で来たテレビ中継でも撮っていただきました。ありがとうございました💛


次やりたいことは「映え」


そんなこんなで色々うまくいけた出店だったのですが、次回やりたいこともできました。


それは「映え」です。


お客様がそこに来て、お客様が主役になれるような仕掛け作りです。
そう思ったきっかけが二つあって、ひとつは来店してくださったお客様が会場で焼き芋写真をinstaで投稿してくださっていたのです。

これがとっても嬉しかったんです!
そして、やはり「ここに来たよ!」「おいしかったよ!」とお客様がその画面(写真)の主役になって発信したくなるような、撮りたくなるような仕掛けを用意すると、もっと喜んでもらえそうだな、と感じました。


そのヒントとして、出店時間、だいぶだいぶお世話になった「あたりめハレリー」さんのこちら(笑)

可愛すぎか!!!!(親バカ)


こどもたちはハレリーさんの店頭にあるこのかぶりもの(非売品)を店主お許しのもと被ってはマルシェ内を遊び(汗)、楽しみ、あたりめを試食して「うんめー!!」と叫びながらエンジョイしてました(笑)

おいおいおまいら、芋はどうなった芋は!!!笑


いやはや、ハレリーさん、本当にありがとうございました🙇💦


しかも「あたりめ」おやつたちがとっても美味しいので、この2日間で相当買って食べました(笑)


人は、人がいるところに集まります。
どうやって人の輪を作るか。多分これが分かりやすいシズル感のあるビジュアルとか、一文メッセージとかなんだろうけど、ここにも結構ヒントがあるなーと感じました。うちは今度芋の被りものでも作るかな(笑)

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