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コミュニティのような会社もあっていい
チームとコミュニティの違いってなんでしょう?
コミュニティのような会社ってあり得るものでしょうか?
2020年のものになりますが、(株)ソニックガーデン社長の倉貫義人さんが、こんなコラムを書かれていました。
ここで書かれている、チームとコミュニティの違いがとてもわかりやすくて、興味深く読ませていただきました。
そして最後は
「これからはコミュニティのような会社があってもいいよね」と締めくくられていました。
ほうほうと読みながら、まさにwofaはコミュニティのような会社だな!!と、このチームとコミュニティの違いで書かれている「コミュニティ」の部分のあり方を、知らず知らず地でいってる我々に驚きました。
自分たちのありようをうまく言語化し、そして「これでよかったんだ!」と自信をもらえたようで、嬉しかったです。
コミュニティのような会社だから、ほしい人材もチーム型とは異なる
wofaのビジョン的なものは
「里山農業を心うごく世界に」です。
里山農業から心動く世界という価値を届けるという視点ではなくて、自分たちの足元の、この農業を、幸せにしたい。
命が生まれる場所は、笑顔いっぱいでありたい。
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そんな思いで、農村女性の自立支援(というより、自己実現)を軸に、事業をしている農業法人です。
そして、農村女性の課題を解決するには、ただ彼女たちが稼げるようになるだけではダメで、コミュニティの力で成長し高めあう場が必要。つまり、ビジネスとコミュニティの両輪をうまく回してくことが鍵になるんじゃないかと思い、wofaはその挑戦の途中です。
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だからwofaはチームの生まれ方も、会社としての使命(いわゆるミッション)やゴールありきとはちょっと違っていました。
即戦力になりそうな優秀な人をチームに選んだというよりは、「同じ痛みを持つ人たち」と仲間になりました。
だって、痛みが同じなら、ほしい未来、目指すビジョンも同じでしょ?
価値観が同じであることは、同じ方向に船を漕いで行くにあたってはとても重要だと、仲間が増え、チーム運営をし続けている中で痛感しています。
OSが違うのだから、解決方法も異なるよね
ただ、こんな悩みも出てきます。
「限られた予算の中で、スタッフやコミュニティのためにできる応援の線引きはどこだろう?」
「もっとパッキリ上下関係作った方が良いのかな?」
「スタッフにどこまで権限(責任を)持たせられるかな?」
多分チームとしての会社と、コミュニティとしての会社のバランス感覚が日々問われているんだと思います。それはビジネスとコミュニティの両輪をうまく回すと決めた時点で、課されていたテーマだったのかもしれません。
そう言った悩みや違和感を、倉貫さんはこのようにも書かれていてスッキリしました!
会社と一口に言っても、チーム型とコミュニティ型の2つのOS(Operating System)がある。そもそもOSが違うのだから、それぞれの働き方やマネジメントの施策を、そのまま真似しようとしてもうまくはいかない。
これまで会社と言えば、ミッションの元にチームとして取り組むものだと常識として考えられてきた。そのため、コミュニティ的な会社を経営していると不思議に思われて、居心地の悪さを感じることがあっただろう。
しかし、これからはコミュニティのような会社が存在していることが認知されていき、もう一つのスタンダードな会社の形になっていけば、そういった会社づくりを目指す人が増えてくるかもしれない。
そう、そもそもOSが違うのだから、「チーム型」の会社の事例をマネしてもダメだったんだ!!
自分たちの状態をまず理解する。
そうそう、これつい最近読んだ 「本当の休み方」にも書いてたじゃないか。
本当の休み方の場合も、自分自身はどのパターン(どの自律神経の状態か)を理解してから、それに最適な打ち手を打っていく。
会社の場合に当てはめると、
自分たちはコミュニティ型の会社なんだと理解すれば、そこで生まれていくいろんな課題の解決方法もちょっと視点が変わってくる、ということですよね。
倉貫さんは「船のように経営するチームと、街のように経営するコミュニティ」と表現していますが、とはいえwofaはその両輪を回すことで、悩みを解決してくんだ!と決めた団体でした。
2つの顔を使い分けながら、バランスをとっていくのが、やるべきことかもしれません。
そんなこんなで、自分たちのありようをすごく外からの視点で理解でき、これからの道筋もちょっと見えてきました、という話でした。
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