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「本当に休む」とは?

みなさん、休めていますか?
私は、ずっとずっと休み方が分かりませんでした。


そしてここ最近頭痛がひどいのですが、今週はそれがさらに大暴れして、めまいはするし、酔う感じがするし、家では無気力で無感情、誰にも優しくできなくて、とにかく廃人でした…。


全然疲れが取れない。
マッサージや温泉や美味しいご飯や酒なんて焼石に水。
ここずっとスカッとした感じがしない。
だけど、こんなことで休んでる場合じゃない!4月は!決算で!融資の支払いで!大変なんだ!


そんなこんなで、すがるように先日Amazonで「休み方」「休息」と検索して、ピンと来たやつを3冊バババーと購入したのでした……


そう、私の本の買い方はこんな感じで、小説はともかく、何かの情報をインプットしたいときは、それ系の本を大体5冊くらい読むと全体像が掴めて(いろんな角度から学べて)自分のものにできる、みたいな勝手な思い込みがあり、いつも本を買うときは、知りたいテーマに対して最低2冊、多いときは5冊くらい一気に、あるいは順番に買っていきます。


とにかく自分の好奇心が満足だと思うまで回遊魚たるのだ!!


で、今回も休息テーマで色々購入したのですが、今回自分に面白くヒットしたものがあり!改めて

本ってすげ〜!!

って思いました。

それがこちら。

あまり期待していなかったからこそ
「うわあああ、それそれ〜〜〜!!!!!」

と、まるでそこに描かれているのが私そのものであるかのように感じ、グサグサとダメージをくらい、目からウロコがボッタボタ落ちて


「うわあああ、最近の研究すげええええ(語彙力)」と感心しきりでした。
昨年量子力学に超ハマって、それテーマの本を回遊しまくってたのですが、原子や素粒子の話も出て、もう全身で理解できる喜びを感じました。
これだから本は面白い。


「本当に休む」とはどういうこと?


実は一昨年に突発性難聴で入院してから、な〜んかずっと不安定で、最近で言うと2月くらいまで心療内科に通っては、抗うつ剤とか、不安をなくす薬的なものをもらっては飲んでたのですが、全〜然効果を感じなかったんです。
で、その理由がこの本ですっかり分かってしまいました。


というのもの

本当の「休息」とは、
自分の身体のニーズをちゃんと把握し、それに応えることで、自分自身とのつながりを取り戻し、心身が安全・安心を感じられる状態にすること

と本書で定義されています。


そうです、自分の身体のニーズをしっかりキャッチし、自分がどのモードかによって、回復行動が違うのです!!!


DAYONE〜〜〜〜〜!orz


こうなってたら、こうする。
そんな感じで投げる球は変わってくるのです。


疲労のモードは3つあります。

炎モード(交感神経が優位になってる)
氷モード(交感神経と背側迷走神経が優位になってる)
シャットダウンモード(背側迷走神経が優位になってる)

自分がどのモードに入ってるかをどーやって知るかは、本に詳しく書かれてるので、そちらをご覧くださいまし。
そこで分かったのは、私は実際シャットダウンモードだったのに、炎モードの場合の回復行動(薬飲み)をしていたということ…!


ガガーン。


今まで体感してきたことが、手に取るようにするする紐解けていくような感覚で、ぜひこれは全人類に読んで欲しいと思うくらい、いや学校で学ぶべきと思うような休息のハウツー本でした。


なぜ「本当に休む」は高度な技術なの?


なぜなら本書でも言われている通り、
「本当に休む」とは、とてもとても高度な技術だからです。


不登校や朝起きれないなど心の問題とされていた防衛反応も、実は身体(神経)の反応に過ぎないこと。コミュニケーションオーバーのときはどう対処したらいいかなど。日々の暮らしの中で体感し、苦しんで悩んできたものたちが全て、解像度高くそこにありました。



なぜ、休むことは高度な技術なんでしょう?
人間側の理由としては、そもそも人はストレスに気付きにくい仕様になっているのが挙げられます。


そもそも人はストレスに気付きにくいようにできている


驚いたのが、人はストレスを感じると、抗ストレスホルモンが放出されて、3ヶ月くらいはパフォーマンスが上がっちゃうから。本人の実感としてもドーピング打ったように「調子いい」と感じちゃうのだ。

これ、めっちゃ厄介やん。


そしてこの状態、かなり心当たりがあって、一昨年の夏、突発性難聴で入院したんだけど、まさにこの直前までは自分でも「調子ええわー」「やる気みなぎってるわー」と思ってた状態で、本当に「なんで自分が急にガクンと来たのか、全く心当たりがなくてショック」だった。


そう、このストレスに気づかず「調子いい」と思える時期から一転、抗ストレスホルモンが枯渇すると、一気に体調は崖に落ちるのだ。

だから、それを理解した上で、いかに頭ではなく「身体」のニーズや変化を、つまびらかにキャッチすることが重要なのだ。


「休む」って、勇気いるよね…


もう一つ、本当に休むことが高度な技術である理由の一つに「心がブレーキをかける」がある。それは休むことへの恐怖感、抵抗感、罪悪感だ。

自分がやらなければだめ。
働いていない自分はだめ。
人の役に立っていない、家で何もしていない自分はだめ。
動かなければだめだ。
そもそも周りが忙しいのに私だけ休めない…
働けていない自分が許せないという怒り、恥の感覚

みたいな感情のことらしい。
なんか…すっごい分かりみ深くありませんか?(汗)

本の中でこんなことも書かれてありましたよ。

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