【北欧旅5日目-1】フィンランド・ハカニエミ市場、ヒエタラハティ蚤の市、かもめ食堂、日本への手紙
フィンランドで暮らすように旅している。
心地良い時間をずっと過ごせている。
フィンランド、住める!全然問題なし!むしろ住みたい!と思った。
美しい街並み、ゴミも少なく、首都なのにゆっくりとした時間が流れるヘルシンキも便利で良い。
電車はちゃんと時間通りに来て、治安も良いから不安がない。
物価はちょっと高いし、食のバリエーションは日本に比べたらもちろん少ないかもだけど、美味しい。
人々は過剰な手出しもしないが、基本的に優しい。
日本人と相性が良いと言われているフィンランド。
なるほど、日本にいるみたいに違和感なく過ごせるというのもその理由の一つなんだろうな。
(ただし、冬が長くて厳しそうなので夏だけ限定かも)
さて。
今日は実は友人たちとお別れの日。
一緒に過ごしていた友人2名は夜のフライトで日本へ帰る。
今日の夜からは私は一人。
慣れ親しんだこのアパートともお別れ。
まずはヘルシンキ中央駅でスーツケースをコインロッカーに預けることに。
タッチパネルで使いたいサイズや時間を選択し、クレジットで支払いをすると、自動で扉がガコンと開く。
QRコードのついたレシートが出てくるのでそれを大事に取っておいて、取り出すときにQRを読み込ませる。
非常にスマート!
金額は忘れたけど、日本よりはちょっと高いくらいの感覚。
最終日は市場や、行きたかった蚤の市へ。
蚤の市ってヨーロッパならではだよね。
20年近く前にフランスに行った時も、クリニャンクールの蚤の市でめちゃくちゃ楽しんだ覚えがある。
その国ならではの古いものや、個人の生活が垣間見えるものを見るのが好き。
まずは屋内市場、ハカニエミマーケットへ。
一軒ずつ見ていったらあっという間に時が経ってしまいそうな、美味しそうな新鮮そうなものばかり。
生鮮食品は買って帰れないのが残念。
2階は雑貨やお土産を売るエリア。
カモメの置物や絵本、甥っ子へのTシャツを買うなど、充実したお買い物時間。
そして少し移動して、ヒエタラハティマーケット、蚤の市へ。
もう、見るからに楽しい!賑やか!
日本のフリーマーケットみたいな感じで、いろんな人がいろんなものを出品して販売している。
当たり前のように、イッタラやアラビアなどの食器が並び、マリメッコの服やバッグ、スカーフなどがたんまりある。
どこのお店見ても欲しいものばかり…だけど、実は値段はそんなに安くはない。
状態が良いものや、現行品ではないデッドストックで価値があるものなども多く、フリマのように「とにかく安い!」みたいなノリではないね。。
でもやっぱり見てるだけでウキウキする。
お店の人と片言でやり取りするのも楽しい。
蚤の市は土日がメインとのことで、私たちは土曜日に行けてよかった。
平日はやってないかも。行く人気をつけて。
蚤の市をやっている敷地にある屋内市場へ。
ここはグローバルフードの飲食店街。
日本のラーメン屋さんとか、ベトナムやタイなどのアジアンフードもあったり。
我々はスープを。
見るからにスープが大きかったので、4人でシェアすることに。
パンは無料で好きなだけ食べていいよ、と言われた。
(後から気づいた、ちゃんとスープを4人分オーダーするべきだったかも!)
ちなみに、屋外の一般の人たちが出店している蚤の市は、お店によっては現金が必要なところもあった。
基本、フィンランドではクレジットカードで全部いけたけど、蚤の市だけはご注意。
(ただし、クレジットのキャッシングができるATMみたいな機械は屋内にあるので、ユーロで出金が可能)
また街中に戻ってきて、こちらへ。
かもめ食堂。行ってみたかった!
映画を見たのはもう15年前とかそれくらい?だったのだけど、復習して旅の前に見返した。
もう、本当に本当に素敵な映画で、めちゃくちゃ好き。
(え、YouTubeで見れるじゃないか!→かもめ食堂)
外からひっそりとのぞいたかもめ食堂は、お客さんがいっぱいでなんだか気持ちがほっこりした。
こんなパステルカラーの美しい街にあるんだなあ。
かもめ食堂の住人たちがリアルに住んでいるのが想像できる。
旅に来て嬉しいのは、想像していたものと実際のズレを繋ぎ合わせて、今後は自分の中でより解像度高く想像を描けることだ。
ヘルシンキの街を歩いて、気になるお店に入っていく。
紙ものを扱うかわいいお店に入った。
友人が数日前に誰かに手紙を書いていて、どこかで出したいけどここにポストがあるじゃないか!ということで出そうとしていた。
なるほど、手紙を書く、という楽しみ方が旅にもあるのか、と思い出した。
フランスでル・コルビュジェのロンシャン教会に行った時、そこでハガキを買って近くの郵便局で出したら、何日かしてのちに夫となる当時の彼氏に届いていた。
旅のテンションで書いているので少し気恥ずかしい感じだったけど、それはそれでまた。
インドの道端でガネーシャのハガキを買って、家族に出したこともあったけど、それは届かなかった。笑
どこに行ったんだろうね、というネタになったからそれはそれでよし。
フィンランドのペーパーショップでハガキを買い、その場で母あてのメッセージを書いて切手を貼って出す。
手紙を書きたいと思う相手がいるのが嬉しい。
誰のお土産を買うよりも、この時が1番心躍った。
(2週間後に無事着いていた)
この日の最後は、パレードで締め!
みんなと別れて、一人になるまでの記事はこちら。
/S photo by saori0031