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絵を描く練習 / クリームソーダで透明度の調整を覚えた!


今日も絵を描いている。

自分の中ではだいぶ進化している。

前回までの様子はこちら。



ネコを描く、ということに囚われすぎてやしないか?と思った。

(もちろん、ネコの絵を描けというオーダーだから全く間違いではないのだが)


絵を描いたこともないのに、ネコだけ追求するのはなんかおかしい、世の中には対象になるものが溢れているのに・・・!と、急に芸術魂が生まれ、描きたいものを描きたくなってきた。


とはいえ、描きたいものってなんだ?

特に今、これを描いてみたい!なんてものはない。

周りを見渡しても、我が家にはパソコンとか電気ケトルとか使われていないGoogle nest miniとか面白そうなものが何もない。無機質なものばかりある家だな、ここは。

いや、それすら絵を描く人にとっては面白味のある対象として描けるのかもしれないけれど、初心者が一眼レフカメラや充電コードの絵を描くのはなんかハードルが高い気がする。


何かヒントはないか・・・と、スマホの画像フォルダをずらずらと見ていく。

ネコ、ネコ、ネコ、、、、おい、ネコばかり撮ってるぞこの人、あ、わたしか、ネコ、トマトソースパスタ、ネコ、ネコ、スナップえんどうのサラダ、ネコ、野菜、ネコ、煮魚、、、

そうか、作ったお料理とか描いてみるのも面白そうだな。

毎日作ってるし、、、、


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え。。。

なんか、、、ぼんやりとした一応料理っぽいものは描けた。

いや、描けたっていうか、5分くらいでペッペッと色をのせてみただけだけど、うん、、、

かわいい気もするけど、でもなんかコレじゃない感があるし、気が乗らない。

気が乗らないのだ。

題材が「鶏肉とキャベツの炒め物」なんていう、抽象的な料理だったからダメなのか。(なぜそれを描こうとしたのか)

いきなり、「料理のイラスト、むいてないのか?」という壁にぶち当たる。

(5分しか描いてないのに挫折が早すぎる)

もしかして、ハンバーグとかケーキみたいな、形がしっかりわかりやすい方が初心者にはむいているのかも。。。



とはいえ、さっき不意に「透明度」というところを触ってみることで、色の透明度を気軽に変えれるんだ!ということに気づいたのは大きな収穫である。

食べ物ってビカビカの原色じゃないもんね。

優しい色を作るには透明度ってところをさわればいいのか。

ちょっと楽しくなってきた。


この透明度の調整をしつつ、もっと「これは〇〇です!」ってわかるお料理を描いてみたい。食べ物、できれば茶色とかじゃなくて綺麗な色味のものないかな・・・と、画像フォルダをひたすら探す。


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なんかできた!

かわいい!

すごくかわいい!(自画自賛して自分を引きあげてくタイプ)

初夏っぽい!

キラキラしている!


ガジェットしかない我が家、ネコと料理の画像しかないフォルダ、でも探せばちゃんとかわいい対象物が見つかったりするものだ。

クリームソーダなんて形も色もそもそもかわいいし、わかりやすいし、なんて良い題材なのだ。

覚えたての「透明度の調整」もいきてくるし、使いながら、そうか透明度調整するとグラデーションっぽくできるのか、ということに気づく。

楽しい。

かわいいもの描くの楽しい。



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もう一個描けた!

砕いたゼリードリンクみたいなクリームソーダも描けた。

今度は、グラスの中のグリーンを、色合いは変えずに透明度の違いだけでグラデーションを作った。

かわいい。

楽しい。

涼しい。

美味しい。


この時、やっぱ画像とか実物とか実際のものを見ないと描けないものだなあと気づく。(スマホで画像を表示しながら、それを見て絵を描いてる)

お料理だって、ネコですらどんな姿形をしているか、色合いは、などなど、想像の中ではまるで要領を得ない。

こうやって、ものの形状を正確に把握するための訓練であろう「デッサン」というものの大切さがわかっていくのかもしれない・・・とふわっと思った。(まだよくわかっていない)

ものの形状って難しいな。

想像と実際とは本当に違う。

人間の体とか、複雑なものって絶対に想像で描けない。


そこでデッサンを通り越して、そのまま画像のトレースしたら簡単なのかな?と、どうしても「面倒じゃないやり方・時短できる効率的な手段」を考えてしまう、バッキバキに現代人の私。いかんな、これでは。

とはいえ、この時はまだ、「画像を取り込んでトレース」「レイヤーを分ける」という便利技には行きついていない。

技としては知っているけど、それですら「なんかめんどくさい」力が働いて、従来通り一枚の紙にそのまま描く、というどストレートなやり方をしてしまう。

なんなんだ、私、とにかくサボりたいのか。

サボっても、なんとなくいい感じに描けることを期待しているのか。

ずるいなあ。

そんなこと、あるわけないのに。


きっと、きちんと絵を描こう!という人は、いろんな技術を習得しながら試し試しやっていくことで、技術的にも高いものがいつか描けるようになるんだろう。

私はまだ、iPadの使い方、ペンシルの使い方をやっと覚えたばかり。

「絵を描いてみよう」と思いついたばかり。

技術云々より、自分の心の赴くままにペンを動かすことしかできない。

でもそれでいい。


作品にしたいな、とか、グッズにしたいな、とか、自分の気持ちに素直なまま欲望ができたときに初めて、そのために描いてみればいい。

まずは、手を動かそう。

飽きるまで。


(まだ続きそうです、たぶん、おそらく)



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