クリスマスイブに「生き方」について考える暇な人たち
クリスマスイブの夜に、翼くんと会って約2時間のおしゃべりを動画に収録した。
編集してyoutubeで配信するという。
私たちはただ、楽しく、あっけらかんと喋った。
出会った頃のこと、それぞれの特性のこと、常識のこと、仕事やお金のこと、生き方のこと。。。
私と翼くんは、少し前まで雇用関係にあった。
約3年間、給料を受け取る立場として会社に所属していた彼との関係はとても不思議だ。
彼は以前から、社会の常識から少しだけ距離を置いたところにいる。
私はかつてそれが理解できなかった。
常習的に遅刻する、報連相はしない、約束を破る、集中しない。
イライラしたし、なんでそんなことができないの?仕事なのに、真面目にやってよ、と思うことも多かった。
逆に、ものすごい能力も感じていた。
社交性、人を惹きつける魅力、思考の深さ、俯瞰的に見れる視点の高さ、人を認めようとする姿勢、優しさ、、、。
彼のその特別な性質を理解できないイライラと同時に、なぜ私には彼の良い特性が活かせないのか、自分の能力のなさにも辟易した。
彼は、得意なところと不得意なところが特徴的で、「一般常識」的な物差しで測ると、差が激しくて皆理解がしづらかった。
社会は「そこそこ常識的にできる人」を好む傾向がある。
その方が自分に不便がないからだ。
でもそんな社会でいいのかな?
「常識的な視点」で物事を測ることに疑問を覚えたのは、彼が会社を辞める数ヶ月前。
そして、常識にとらわれない生き方を考えてみようと前向きになれたのが、彼が会社を辞めたあと。
彼のような存在とうまく付き合っていける方法はないのか、私はずっと模索していた。
組織の中で彼との関係は最善とは言えなかったけれど、辞めたことでフラットな関係性になり、私はもう一度何かを始められる気がした。
彼はこれからの自分の生き方を実験的に捉えている。
そしてそれは、私にとっても面白い体験になろうとしている。
常識を疑い、特性に焦点を当てて、その人が生きやすい方法を探ること。
これは何も彼だけのことではなく、自分自身もそうだ。
私の特性はなんだろう。
私には何ができて、何ができないのだろう。
仕事ってなんだろう。
お金って必要なのかな。
生きるってなんだろう。
できることを楽しくやって、生きていければ究極それでいいじゃないか。
これは私にとっても「知る、考える」実験である。
そしてそれを伝えていきたい。
私のように、何かのきっかけで世界の見方が変わる人を一人でも増やしたい。
なので。
2020年から、ちょっといろいろと試してみようと思う。
続報はまた。