産婦人科の_理学療法士って

【産婦人科のリハビリ日記 】#2. この仕事をしていて嬉しいと感じる時

産婦人科でリハビリ外来を担当している理学療法士が綴る
\産婦人科のリハビリ日記/

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私が

この仕事していてよかった!!!
と思う瞬間は

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っていう言葉をいただいた時。


PTとかじゃなくて

前回「理学療法士は知られていない」とか
書いたりしたけど、

結局は、私がPTだろうがなんだろうが
っていうのはたぶんどうでもよくて


クライアントさんにちゃんと向き合って
ちゃんと結果を出したら
少しずつ認めていってもらえる


って事を最近とても感じるようになりました。



ちゃんと向き合うってなんだろう?

私はただ、
今一番気になることを伺って
私ができることをする。

というだけ。


痛みとかのトラブルに関しては
もちろん精一杯対応するんだけど
本当はそれだけじゃなくて

リハビリを進めていくうちに
話を聞いているといろんな「気になること」が
たくさん妊産婦さんの中に隠れているんです。

●子育てのこと
●不安に思ってること
●大変に感じていること
●ご主人のグチ(笑)
●ネットで見た怪しい情報のこと
●友人から言われて気になってること


たくさん話してもらえるのも嬉しい

特に産前産後の時期って
誰か大人と話がしたかったりもするからか、

30分ほぼノンストップで
たくさんお話をしている気がします。


結構こういうお話を伺っていく中で


あ、そう言えば、
これも気になってたんですけど
聞いてもいいですか?

っていうのもよくあります。笑


実は気になってたっていうこと
誰かに聞いてもらうと
それだけでスッキリすることありますよね。

どっちかっていうと、
セラピストだからというよりは
同世代の子を持つ母として
身近に感じて話をしてくださってるのかな?
という感じの方が強い気がします。


痛みへの悩みは出来るだけその場で

私がPTとして大事に考えているのは、

痛みは出来るだけその日にその場で解決する


それが意外とビックリされることが多くて

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と、ビックリして
そのまま荷物も持たずに帰ろうとしてる
妊婦さんもいて、2人で笑ってしまいました...


ただでさえ名古屋は暑いのに
大きなお腹で、より暑さを感じる中
痛いのに来てくださってる妊婦さんや

小さい赤ちゃんや上のお子さんを連れて
出歩くのも大変なのに
わざわざ来てくださる産後のママさんばっかりだから...
出来るだけ何回も来なくていいようにしたい。


そりゃ中には1回では難しい方も見えるから
そういう方にはちょっと無理を言って
また来てもらうこともありますが、

みんながみんな何度も通わなくてもいいように
自分で家でできることや
今後痛みを出さないような予防策まで
紙を渡してお伝えしてます。


最後は笑顔で

最初はみなさん緊張と不安と痛みとで
表情も硬い方が多いんですけど

痛みも和らいで
動きやすくなってるのもあると思うんですが、
30分色々お話をすると気持ちもスッキリするのか、
帰る頃にはとってもいい笑顔で帰って行かれるんですよね。


最後ににっこりしながら
ありがとうと言っていただけるのが、
私は一番嬉しい。です。


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近藤カナ@産科の理学療法士
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