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どんな鏡が見たい?

見ると気が引き締まる鏡
見ると目を背けたくなる鏡
見るとふわっと明るい気持ちになる鏡
見ると眩しくキラキラと輝いて見える鏡

鏡っていうのはね、近くにいる人だよ。

SNSを通しても
実際にそばにいても
よく見ている人は自分の鏡。

鏡の反射率は100%じゃないって知ってる?

私はね、一緒にいる家族は私をそのまま写しているとずっと思っていた。って今日気が付いたんだ。

彼らは私の一部ではあるけど、私の全てではない。細胞の一部なだけ。

ただ、毎日一緒に住んでいると勝手に自分と相手との境が曖昧になっていく。

細胞が合成界面活性剤によって、「個」がなくなってしまったような、気持ちになる。

そう、気持ちになる。

だけど私という個体はずっと一人で生きている。

その個がなくなってしまった気持ちは気持ちだけでの解消は難しい。

だって個と個の動きよって作られた意識だから。

どうしたらいいか、それは自分の物と家族の物の場所を分ける事。

物一つ一つにも細胞膜を作ってあげる。

全体の一つとしてではなく、一つ一つが集まって全体が出来上がっているという感覚を体感する。

そういった環境が欲しかったけれど、幼い頃は大人には言葉で伝えないとわかってもらえず、私は話をするのが苦手だったから、人と接する事を通して沢山の言葉を覚えて話すようになった。
話ができるようになったらなったで、言葉数だけが増えてわかってはもらえなかった。

今は日々を淡々と私のためだけに生きている。そうしていると、あ、環境は自分の分を作ればいいんだ。私の場所を確保するだけでいいんだ。

という事が体でわかった。

個人という体でわかった。
=個体でわかった。

私はHSPという敏感な気質で、刺激の多い時代と家庭環境に生まれたから、麻痺させるか肩肘張って生きるしかなかったけど、

HSPが最近世の中に知られてきて、世の中の空気が少しやさしく、、ううん。やさしさが溢れてきている感じがしてとても嬉しい。

このnoteのように繊細な感覚の人や、繊細な感覚を受け入れてくれる人たちがいる場所もあって嬉しい。

今いる場所で辛くても、自分の居場所がないと感じていても、わかってくれる人はいるし、居心地の良い場所はあるよ。

今いる場所から出られなくても大丈夫。今いる場所ではできるところから居心地の良い環境を作る。

SNSは自分の鏡だから、見たい人を見て真似する。なりたい人の真似(体現・体験)をしてみる。

きっと素敵な自分になるよ。

そしたら今度は自分が真似される人になる。そうやってどんどん連鎖していって、どんどんキラキラが広がっていく。

キラキラや優しさが広がっていって、人は生きているだけで価値があるという事を、一人一人が思い出していく。




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渡辺 佳菜子 / Kanako Watanabe
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