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物の冥利

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瀧本かなこです



「物の冥利」

前回のブログ記事につけて下さった
読者さんのコメント

樹木希林さんの「物の冥利」
という言葉を聞いて、


少し考えてみました。

物の冥利ってなんだろう??



独自の哲学をお持ちだった希林さん


形になって残るものは、
めったに欲しいとは思いませんね。
やっぱり物の冥利ってものを考えちゃう。

と、おっしゃられたそうです。



「物の冥利」

物は、その役割を全うすることが
きっと幸せなはず。



わたしも、この仕事をするようになり、
「物の冥利」について

無意識ながらに考えるように
なったように思います。


家の中に溢れている物
かつて使ったけれど今は必要のなくなったもの
ほぼ未使用の物たち



同じようなものが複数出てくるお家
物がありすぎて管理オーバー

探しきれないので、また、買う




「物」に心があるならば、

お店に並び買ってくれる人を待つ

ある人が手に取ってもらう

いざ活躍する時が来たぞ
と思っていたのに

ほとんど使われることなく
けれど高かったから
いつか使うかも

もったいないという、ふんわりした理由で
置いておかれる

誰にも欲っされていないのに

物になりきってみました

僕を見るたびに
複雑な顔をする家主

これから使うことないのに
チラッと見て目を背けるようにして
扉をしめる

捨てることもしてくれずに置いておかれる

けれど誰も僕はもう使われることはない
値段や情だけで置いておかないで

ありがとう
ってサヨナラしてくれていいんだよ



この仕事をするようになり

「物の冥利」

自分の家に招き入れた物は
存分に使ってあげたい

そう思うように
なったように思います

それは物たちが悲しそうな顔をしているのを
たくさんたくさん見てきたからです




このブログを書く前に、
ある記事を読みました。


こんなことが書かれていました。


断捨離という言葉が流行りすぎて、
「物を捨てるのに抵抗がなくなる」
のは違うと思うのです。



わたしが、
「断捨離!断捨離!」と
思い切って〈捨てる〉ことに、
重きを置く片付け方が流行ることに違和感を感じています


物としての役割を果たし切ったら
使い切ったと思えたら
捨てることに悔いはないはず。


感謝の気持ちが出てきます



使い切ってないから
捨てられない方が多い

趣味が変わった
今の生活では使わなくなった
それは当然だと思います

そんな時は、物を家に招いた人の責任
というとキツく聞こえますが
ケジメとして手放してあげる必要があると思っています

少しの罪悪感を感じるかもしれませんが
必要な頭です

物はこんな風に言ってるかもしれません

あの時、僕を手にとってワクワクしてくれたよね
嬉しそうに使ってくれたよね
僕はそれで十分だよ

丸ごとお片付けは
捨てる痛みを罪悪感を感じます
頭も気持ちをヘトヘトになります

けれど、ここを乗り越えると、
自然と「物の冥利」
を考えるように思います。


本当に必要かな?
メンテナンスしやすいかな?
必要がなくなったとき処分する勇気あるかな?


わたしが、出来る限りご家族揃って片付けしてほしい
理由のひとつは

物を捨てるその時の気持ちを
感じてほしいからです

物を手放す罪悪感を感じずに家だけスッキリ
同じように生活をしていれば、
また物は増えます。

あっという間に元に戻ります。


買った物は最大限に使う
最大限に愛す

それが出来ないなら、
買わない
貰わない

物は物としての役割を果たしてもららって初めて物の冥利に尽きます

それが出来なくなった時には
自分でけじめをつける


物の冥利

物への責任
物への敬意

だと思います


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