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【私の旅日記】世界で出会った心震える絶景たち

その景色を見た瞬間、全身に鳥肌が立ち、自然と涙が溢れそうに……。世界中を旅していると景色にたくさん出会い、そして感動する。
その中に、今でも鮮明にその瞬間を思い出す「心震える絶景たち」がある。

「心震えた絶景」。
この言葉を聞いた瞬間に、あなたはどこを思い浮かべますか?

私はパッと思いつく場所が4つありました。その絶景を見た瞬間に、感動したあの時のことを今でも忘れられません。

絶景その1:グランドキャニオン(アメリカ)

2019年12月:グランドキャニオン

ラスベガスからバスに揺られること約5時間。1歩街を離れると、煌びやかな街並みは一変し、砂漠地帯となりました。

いつか行ってみたいと思っていた景色がついにこの目で見られる時。期待で胸を膨らませながら、車窓を眺めていました。

そして、バスから降りて少し歩くと、何度も写真で見たことがある景色が目の前に広がっていました。その瞬間に全身にブワーッと鳥肌が。人生で初めての経験でした。油断するとツーッと涙がこぼれ落ちそうになるくらい。

2019年12月:グランドキャニオン

ちょうど大学を卒業するタイミングだったこともあり、今後の人生に漠然とした不安を抱いたいる時でした。「あ、人間ってちっぽけだな。細かいことにクヨクヨ悩んでも仕方がない。」と感じ、すごく前向きになれたのをよく覚えています。

さらに、地面から足をつたってパワーをチェージされているような感覚があり、きっと自然の神秘や偉大さに魅了された瞬間です。

絶景その2:プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア)

2023年9月:プリトヴィツェ湖群国立公園

何で見たのか覚えていませんが、初めてこの場所を知った時、衝撃が走り、すぐにバケットリスト入りをした公園。大小16の湖と92の滝からなる国立公園は、言葉にはできないほど神秘的で、日本からだとなかなか行きにくいものの、足を運ばずにはいられませんでした。

それから2年くらいが経ち、家族でヨーロッパ旅行に行く話に。迷わず、ここを猛プレゼンし、プリトヴィツェ湖群国立公園を中心に中欧&東欧を巡る旅行をすることになりました。

2023年9月:プリトヴィツェ湖群国立公園

何度も写真や動画で見ていた風景でしたが、訪れてみると、滝が流れる音や湖をスイスイと泳ぐ鳥たちの姿など、写真や動画だけでは感じられなかったことが多くありました。

しかも、この日は当初雨予報。何度も天気予報を検索しては、スマホ画面と睨めっこしていた時間が懐かしいです。しかし、その予報はいい方向に外れ、なんと時折晴れ間が広がることもありました。

その瞬間、湖が一気にエメラルドグリーンやコバルトブルーにキラキラと輝き始め、滝の音はまるでオーケストラのよう。今でも忘れらない瞬間です。

曇っていたからこそ、晴れパーっと明るくなる瞬間も楽しめたと思うと、天気に感謝ですね。

2023年9月:プリトヴィツェ湖群国立公園

家族でトレッキングを楽しめたのもいい思い出。登山やトレッキングはきついイメージがあり、避けがちでしたが、この時以来、積極的に挑戦したいなと思うようになりました。

また、すっかり湖の虜になったのもこの時から。海や山ではなく、湖が好きというと、よく珍しいと言われますが、四季によって変化する風景と、自然が奏でる音がたまらないのです。

絶景その3:摩周湖(北海道弟子屈町)

2024年1月:摩周湖

夏に訪れた弟子屈町で地元の方が口を揃えて「冬の弟子屈もいいよ〜!」と言っていました。実際に訪れてみると厳しい冬の寒さが作り出す絶景がありました。

どこを切り取っても異世界のような美しさ。特に気に入ったのが朝の摩周湖です。条件が揃えば、霧氷も楽しめます。

早朝、釧路川のカヌーを体験し、ふらっと立ち寄ってみると、絶景が……!有名な摩周ブルーの湖と、霧氷で白く染まった木々のコントラストは絵画のようです。凍えるような寒さの中には、地元の方々がおすすめする弟子屈の冬の美しさがありました。

この時期は観光客も少なく、静けさの中、じっくりとその姿を楽しめるのも魅力の1つ。

グランドキャニオンとはまた違う感動で、時間をかけてひしひしとその美しさが心に沁みていく感じがありました。

2024年1月:摩周湖

摩周湖を満喫して、ふと振り返るとまた違った絶景が広がっています。つまり摩周湖第一展望台からは、ぐるっと絶景に囲まれているということです。

時折、車が通り、寒さがなければ1時間でも2時間でも滞在したくなる展望台。帰りに出会った、もふもふのきつねさんも思い出に残っています。

絶景その4:モンサンミッシェル(フランス)

2024年10月:モンサンミッシェルの朝焼け

1回目のフランス旅行では時間の都合で訪れられなかった、モンサンミッシェル。2回目にして、ついに行けた念願の場所です。

そして、どうしても見たかったのが、「モンサンミッシェル×うねうねの水路×朝焼け×ひつじ」の景色。この景色が見たくて、モンサンミッシェル近くに2泊したくらいです。

2日目の朝、モンサンミッシェル×うねうねの水路が見られるポイントで待っていると、朝焼けのタイミングでひつじたちが続々とやってきました。ひつじが私たちの方に近づいてくるのと比例するように、心の中でワクワクがどんどん大きくなっていきます!その4つが揃った瞬間、心が高鳴りました。

「これからも見たい景色を見たい。見に行けるように頑張りたい。」と改めて感じました。

2024年10月:モンサンミッシェルの夕暮れ時

パリから日帰りでも訪れられる場所ですが、せっかくなら宿泊がおすすめです。

夕方には島内の人は一気に減って静寂に。1泊すれば、朝焼けも、夕焼けも、夜景も、さまざまな時間帯で変化するモンサンミッシェルの様子が楽しめます。

モンサンミッシェルは、島内を観光する以外にそれほどやることがなく、時間がゆったりと流れます。都会の喧騒を忘れ、余白をじっくりと楽しめました。


どうやら私は自然のエネルギーを感じられるところが好きなようです。
これからもたくさんの景色を見たいな。


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