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海外に行くと見えてくる「景色」とは?

こんにちは。不動産会社を営んでいるえのかなです。

今日は不動産とは全く関係ないですが、海外に行く本当の目的についてお話したいと思います。

私が初めて海外に行ったのはおそらく7歳だと思います。

淡路島という超ど田舎育ちですが、小さい時からたくさんの経験をさせてもらいました。

ハワイが初めて行った場所で、その後は、バリ、グアム、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカと10代の頃にいろんな地を訪れました。

小学校の頃、社会の授業中に先生が「海外旅行に行ったことあるやつ手を挙げろ」と言われて、「行ったことある場所を答えなさい」と言われたのが、子どもながらにすごく嫌だったことを覚えています。

その頃は父の経営する建設資材商社が”ザ・良い時代!”だったので、いろんな経験をさせてもらいましたが、その後、かなり派手に倒産したので、ほんとうの一文なしも経験して、まさになかなかドラマティックな人生となっております(笑)。

こんな私ですが、最近まで海外に行く理由をきちんと理解していなかったのですが、今回のニューヨーク旅行を得て気づいたことがあるので、ぜひシェアさせて頂きます。

「今の」幸せを再確認できる

旅行というと「体験」とか「経験する」というイメージがありますが、こういう体験というのは記憶として薄れていきます。

私も10代までに訪れた場所の8割は忘れてしまっています(ごめん、両親…笑)

それでもあの時の「楽しかった家族との時間」やちょっと怖かったり、非日常な経験だったと思える「出来事」が印象に残っています。

何より違う場所に行くと「自分の今いる場所がどれだけ幸せか」を感じることができます。

これはどんな境遇の人であっても日本に住んでいるなら感じることだと思うのです。

・温かい水が出るなんて奇跡
・美味しい温かい食べ物を食べれるなんて奇跡
・騙そうと思って寄ってくる人が(異常に)少ないのは奇跡
・日本人だからといって邪険に扱われないのは奇跡
・道が綺麗なんて奇跡
・毎日競争しなくていいなんて奇跡

先進国というイメージのアメリカでも「温かい水」がでない場面なんて、五万とあります。私は7年間のオーストラリア生活で水を使う時間は3分と決められていたので(ホストファミリーより)今でもシャワーで身体を濡らす→洗う→流すの動作がものすごく早いです(笑)。

何が言いたいか…というと、日本という恵まれた地に住んでいる私たちにとっての「旅行」というものは、新しいものを見るとか体験するとかいうこと以上に、今の「自分の幸せ」を再認識することが最大の収穫なんじゃないかと思いました。

置かれた場所で咲く

初めて「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を義母からかけられたとき、当初はすごくネガティブな意味で捉えてしまっていました。

私の中では「今に満足しなさい」と言われているようで、仕事も子育ても全てが中途半端だと思っていた私にとっては辛い言葉でした。

それでも今思い返すと義母は65歳の時に嫁ぎ先の家業の事業が危うくなり、会社を引き継いで代表になり、宅建士の従業員がいなくなったので65歳で3ヶ月大原簿記に通い、宅建試験に1発合格するような人でした。

私も今年で38歳になり、考え方も少し柔軟になってきたせいか、「今の場所でどう自分らしく生きるか」というのを考えるようになりました。

そして、ここでできるからこそ、それが自信になり、新しい場所でも(場所を変えても)きっと上手くいくという自信につながり、結果、どこでも上手くいくんだろうというロジックが見えてきたように思います。

ニューヨーク旅行は大きな気づきに

ニューヨークに行って、たくさんの刺激をもらってきました。

ただ、それ以上に日本に生まれてよかったとか、日本人として生きてこれてよかったとか、家族が近くにいて、みんな健康でよかったとかそういう「原点」の幸せに改めて気づくことができました。

まさに「マイホーム(日本)」ってなんて良いんだという気づき。

ニューヨークでの気づきは下記のマガジンの通りですが、既に内容の半分くらいは記憶から抜けているのです。

小さい時に両親があえて旅行に連れて行ってくれていた意味や意図が今更ながらに分りました。

そして留学したことも、海外で就職したことも全てが「今のわたし」に引き継がれていると思います。

40代に向けて、もっと楽しみたいと思います!

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