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重要事項調査報告書のどこを見る?プロのチェックポイント

こんにちは。不動産会社を営むえのかなです。

本日は待ちに待った会社概要が届きました。子どものように可愛い存在になりました。

チームで作り上げたものは愛おしすぎます。
皆さん、心から感謝しています。

本日は私の大切な人に向けて日報を書いています。
無事届きますように!

どこをチェックすればいいの?

重要事項調査報告書で最も注目すべきは「お金」に関する情報だと思います。将来的な資産価値に直結するため、イーエムラボでは以下の項目を必ず確認しています。

管理費や修繕積立金の値上げ予定
値上げは総会で決議されるため、急に明日から上がることはありませんが、値上げが検討中である場合や、すでに決定済みで数か月後に予定されていることがあるので事前に確認しておきます。

修繕積立金の残高
大規模修繕工事の直前であれば、総戸数×100~120万円程度(タワーマンションはさらに多めかな)を目安にしています。逆に、大規模修繕直後であれば残高が少なくても問題なしと判断しています。ただし、残高があまりにも少ない場合、将来値上げや一時金徴収のリスクがあることも理解しておく必要があるので、「貯蓄しておいてください」とお客様にはお伝えしています。

マンションの借入金状況
一部の管理組合は借り入れをしています。実際に弊社でも過去数件、借入のある物件を仲介したことがあります。使用用途や修繕積立金の計画が適切であるかを確認したり、いつまでに完済予定か?や今後はどんな修繕計画になっているのかを管理会社に聞くようにしています。

滞納問題
滞納者が多いマンションでは、修繕積立金が計画的に溜まらず、他の所有者に負担がかかる可能性があります。滞納額が多い場合は資産価値にも影響が出てしまうので、注意が必要です。

将来を見据える:修繕工事と安全性の確認

報告書にはマンションの修繕状況や安全性に関する重要な情報が書かれています。購入後の資産価値を左右する大切な要素ですので、これもとても大事な項目です。

大規模修繕工事の実施状況と予定
過去の修繕履歴を確認し、定期的に修繕が行われているかをチェックしましょう。修繕積立金の残高と併せて、将来的な計画が適切かを見極めます。

築年数と設備の寿命
築20年(25年)以上のマンションでは、給排水管やエレベーターなどの設備が寿命を迎えることが多いです。大規模工事が終わっていれば安心できますし、今後の予定が記載されていれば、一時金や借入の可能性も確認できます。

アスベスト使用調査や耐震診断
特に古い旧耐震マンションの場合、アスベストの使用調査結果や耐震診断の有無を確認しましょう。特に外国人の方からはアスベストの質問をよく受けます。

重要事項調査報告書は、マンション購入や売却における非常に重要な判断材料です。「お金」と「将来の資産価値」に影響するポイントを中心にチェックするのが大事です。

大事な購入の判断材料にもなる項目なので、きちんと状況を説明できる人でありたいと思います。

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