転出・転入手続きのポイントと婚姻届の同時提出
こんにちは。不動産会社を営むえのかなです。
今日は不動産購入に伴う転出・転入手続きの流れについてお話しします。さらに、弊社では「婚姻届も一緒に提出する」というお客様が何度かいらっしゃったので、その際の注意点についても触れていきます。
転出・転入手続きの当日の流れ
まず、現在お住まいのエリアの区役所や市役所で転出手続きを行います。この手続きは、できるだけ午前中の早い時間に済ませるのがおすすめです。
次に、新しく購入した物件があるエリアの区役所や市役所で転入手続きをします。この手続きも早めに行うことで、1日でスムーズに完了させることができます。
婚姻届を同時に提出する場合の注意点
もし婚姻届を一緒に提出する場合、事前にお二人の「戸籍謄本」をそれぞれ取得しておく必要があります。また、婚姻届には証人の署名が必要です。その場で証人欄を埋めることはできませんので、事前に準備をしておくことが重要です。
証人の住所や本籍は「同上」や「ハイフン」などを使わず、住民票や戸籍に記載されている通り正確に記入することがポイントです。
住民票と印鑑証明書の発行
次に銀行からお金を借りるために結ぶ金消契約や決済時に必要な新しい住所・新しい氏での住民票・印鑑証明書を発行してもらいます。
婚姻届も同時に出した方は住民票の備考欄に、旧姓が載るよう取りたいと窓口で一言伝えて住民票を取得します。
新しい姓の印鑑を準備する
新しい姓の印鑑も忘れずに準備しましょう。時々、「夫と同じ印鑑でいい」とおっしゃるお客様もいらっしゃいますが、同じ印鑑は登録できませんので、必ずご自身の印鑑を用意してください。
婚姻届の受理証明書の取得について
銀行から「婚姻届けの受理証明を取得してきてください」と言われることがあるのですが、当日の混み具合によって当日発行できないところもあるので、事前に確認する必要があります。
ただ、新しい住所・氏名で住民票・印鑑証明書が発行されれば、登記では受理証明は特に必要ないケースもあるので、銀行や司法書士の先生に最終チェックが必要になります。
マイナンバーカードの活用
マイナンバーカードがあれば、後日コンビニ交付で住民票・印鑑証明書・現在戸籍が取得可能となるのですが、戸籍が反映されるのに、1週間〜10日かかるケースもあるので、やはり役所で取得しておくのが確実ですね。
私たち不動産仲介業者が、こうした手続きをお客様がスムーズに進められるよう、しっかりサポートしないと!ですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?