融資付けの難しさとは?ローンの裏側
こんにちは。不動産会社を営むえのかなです。
本日は千葉に住む義父からのリクエストを受けて、様子を見に行ってきました。ずっと気になってはいたのですが、仕事が忙しくて時間が取れず、結局「来てくれ!」という義父からの連絡を受けてようやく足を運ぶことに。
仕事もプライベートも要領よくこなしたい気持ちはあるのですが、なかなか思い通りにいかないことが歯痒いですね。
住宅ローンが否認される理由は?
不動産を購入する際、まず大事なのが「融資付け」です。これができるかどうかで、購入が成立するかが決まるといっても過言ではありません。
特に弊社の場合、自営業や会社経営者、外国籍の方、永住権を持たない方、既に複数の不動産を所有している方など、住宅ローンの申請が若干不利になりがちな条件をお持ちのお客様のお手伝いを数多くしてきました。
しかし今週、2件の否決が出てしまいました。どちらも通ると思っていただけに、「なぜ?」とお風呂の中でずっと考えています。
どちらの方も別の金融機関では通っていて、より好条件で借入を提案できれば…という思いから他行の事前審査をしていたのですが、結果は残念ながら不承認でした。
実は、このお二人は別の金融機関では事前審査が通っており、より好条件での借入を目指して別の銀行で審査を申し込んだのですが、結果は残念ながら否決に。
厳密には、銀行ではなく保証会社の審査でNGが出てしまったということです。
保証会社からは、賃貸審査と同様に「否決理由」を教えてもらうことはできません。そのため、原因が推測の域を出ないのですが、今回のケースはお二人とも個人信用情報に問題がないため、なぜ否認されたのかが非常に不思議です。
再度チャレンジ!
今回の否認理由として考えられるのは、物件そのもの、もしくは売主業者との関係です。特に、保証会社が「売主業者も仲介に入るのか?」と確認してきた点が気になりました。
仲介業者の中には、金融機関で信頼を失い「出禁」になっている場合もあるため、もしかするとそういった背景があるのかもしれません。ただ、これはセンシティブな問題なので、お客様にそのままお伝えすることはできません。
幸い絶対にこの物件じゃないと買わない!という方ではなく、1つの選択肢として、アリだねという程度だったので、物件の差し替えを提案してみました。銀行の担当者も「別物件で再審査を試してほしい」とのことでしたので、急いで謄本、図面、公図を共有して再度審査をお願いしました。
今回依頼した銀行は事前審査を行わず、本審査のみで判断するため、結果が出るまでに10日から2週間ほどかかります。この「待ち時間」はお客様にとって非常に長く感じられるものです。一度否認されていることで不安もあるでしょうから、私も一緒に良い結果を祈っています。