売主希望の高預かりについて
渾身の営業資料とは?
こんにちは。不動産屋のえのかなです。
今日は、売主様のご希望による「高預かり」についてお話ししたいと思います。
まず前提として、今回の物件はマイホームではないこと、売却までの期間に余裕があることをお伝えしておきます。また、イーエムラボの査定は、常に市場の近似値を目指しており、意図的に高く査定してお預かりすることは決してないのです。
お客様には、次の6つの資料をご提示しながらご説明しました。
現在売り出されている物件の図面
直近4ヶ月以内に成約した物件の図面
半年以内に鑑定された周辺物件の鑑定書
弊社の査定書
売却ガイド
2パターンの売却費用概算書(譲渡所得税試算あり)
これらの資料をもとに、現在売り出し中の物件と比較して、それぞれの優劣ポイントを整理しました。
今回の土地は若干狭いため、ホテル用地としての利用は難しい可能性があります。また、収益物件としてのプランも2つほど検討しましたが、土地の形状が細長いため、容積率を最大限活用できない懸念が出てきました。さらに、エレベーターを設置すると、1フロアの面積が狭くなってしまい、高層化が難しいという課題もありました。
希望は出来るだけ尊重したい
通常だと査定書よりも20%も高くお預かりすることはないようにしているのですが、今回は収益物件用地であること、売主様の強い希望があること、そして急いでいないという状況を踏まえ、反響がない場合は3ヶ月後に価格を下げるという同意をいただきました。
私たちとしては、他社から「高値で預かって、不動産会社として無能だ。。」と思われるのが気になるところですが、売主様の強いご希望を尊重し、できる限りご期待にお応えしたいと思っています。
きちんと査定内の金額で預かれないのはダメ営業だと言われるかもしれないのですが、とりあえずできることはやってみようと思います。
また、売却価格を下げるためにわざと販売活動を控えるような値こなしをするつもりも一切ないので、問い合わせのあった会社名や資料請求件数、広告掲載依頼の情報は2週間に一度ご報告します。
さらに、1ヶ月半から2ヶ月ほど反響がなければ、価格を下げるということを、別途書面で明記する予定です。
売主様もドキドキな気持ちかもしれませんが、私たちも同じくです。上手くいきますように。