いいじゃないか 悔しさのあまり醜くても
TRICERATOPS(トライセラトップス)の「Happy Saddy Mountain」は、そんなときに一番登場する曲だ。
この曲名はアトラクションの名前。作詞作曲した和田唱によると「人生の山あり谷ありを、遊園地のジェットコースターという設定で歌った」という。実際、サビの部分はそういう内容になっている。
だが、私が一番好きなのは出だしの歌詞だ。
”いいじゃないか 悔しさのあまり醜くても
それだけ本気だった気持ちを 誇れよ”
この部分が歌いたくて、曲をかけることすらある。
私が瞑想を始めて10年経つ。昔に比べて、人に腹を立てることはあまりない。
だが、自分を殺すのではなく、お互いに本心を出し合いながら生きていきたい。そういう断ちがたい思いが、生まれつき私にはある。
そうでなければ、心の底から幸せを感じることなんて出来ないと思うからだ。
上辺だけの言葉を交わすぐらいなら、ぶつかった方が良い。そういう激しさが顔を出すときが今でもある。
そんなとき、自分のことを醜いと思ってしまうことがある。相手と分かり合えなかったことに傷ついたりもする。
でも、この曲を歌うと「ああ、本気だったんだな」と思う。たとえ暑苦しくても、このままの自分で生きていこうと思いなおす。
私にとっては、大切な曲だ。
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![村瀬香奈子](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70048660/profile_770a1aef4a727ee74d1c0ca8d1f2923e.jpg?width=600&crop=1:1,smart)