飲み歩き日記「我(が)」
8月22日分
今では少なくなったが、一人飲みで初見にてバーに入る時がたまにあった。今日はそんな話でも、広島にて。
未だに、「あの人はなんだったんだ?」と思う時がある。
適当に入った店は、ガラガラで。店の人(30代後半くらいの女性)のみだった。結構な、それは結構な刈り上げだった事を覚えている。
軽く酒を飲みながら話すのだが、女性の印象はゴリゴリに自分の思想を押し付ける感じで、どちらかといえば悪い身でサバサバしていた。
例えば、「悩み事」というテーマになった時
女性「悩み事なんてないでしょ」
わし「はい?」
女性「いや、この世に悩み事ある人なんていないでしょ!」
わし「いや、大体の人には悩み事あるんじゃないですか?」
女性「ええー!?」
といった感じである。
100歩譲って、「私は悩み事をもたないタイプの人です」という話やったらわかる。せやけど、そういう話ではない。持論だが、この世の中の人は、大体悩み事を持っているのではないのだろうか。それが他人から見たらつまらない悩み事かも知れないが、「悩み事を持っている」というのは確固たる事実としてそこに存在している。なので、この世の中の人間がほぼほぼ悩み事を持っていないとは、とんでも説じゃないのか?と
すごく拡大解釈をすれば、その人が「世の中の悩み事などとるに足らないものです。」という悟りまで開いていたらー。の話だが、どう考えてもそこまでの域に達した口調ではない。
他には、
「そこそこの幸せなんてこの世に存在しない!」
と言った説を提唱する、相当個性的な人だった。
と、ここまでは。まぁ、そういう人か。という話。その後、である。
「我(が)」という話になった。「我が強い」の「我」です。
女性「でも、私って我がないからなー。」
わし「いや!我しかないでしょ!」
思わず突っ込んでしまった。女性はめちゃめちゃ意外!といった顔だった。いや、それまでの会話でどれだけこっちの意見否定されたことか!
最終的に、「いや!私大和撫子の古風な人やから!」
と言われた。いやいや、そんだけズケズケいう大和撫子みた事ない、
面白いっちゃ面白いけど、どっと疲れたお話でした。
それでは、また。