ドバイのテーマパークでパフォーマーとして働いてみた。IV
ドバイ日記つづき★
いよいよやってきた、最大のチャンス!
パーク内オーディション当日。
わたしのミッションは、オーディションに受かって、ダンス、歌、演技ありの映画Step Upのステージに立つこと!!
まずは、演技の審査。
総勢約80名が集まり、いつものリハーサルと同じように、即興でそれぞれが思いついた役を演じる。
大の苦手なやつ....。
テーマは、"海"、"お産"、"ジム"、"コンペティション"など、瞬時に自分の役と周りの人との関連、ストーリーを自分たちだけで展開させていく。
こういうとき、英語が流暢じゃないと、自ら中心人物にはなるのは厳しい。
オチがつくときもあれば、つかないときもあったり、フォローが上手い人、中心になって仕切る人、奇抜で目立つ人、笑いを取る人。
性格が出る。
わたしはやっぱり自分を出すより状況を把握することに時間がかかって、スピードについていけない残念な感じ→中途半端なまま、終了。
次に、
"What "
この一言を自分なりのシチュエーションで言っていくワーク。
悲しい、嬉しい、驚き、など会話の背景が見えるようにWhatの一言、たった2秒だけで表現する。
難しい、けど周りを気にせず自分なりに出来たから、まぁまぁかな!
その他にも5つくらいワークがあり、やっと演技審査終了。
その場でズバズバ落とされる。
はい、落ちました笑 ちーん。
でも、私はダンスが大本命だし!となんとか自分を慰めるw
そのあとは1人づつ部屋に通され台本を読む審査。
もちろん英語で演技。
好き合ってるけどお兄ちゃんのせいで結ばれない2人。
"お兄ちゃんの言うことなんて気にしないで。あなたは素晴らしいわ。あなたと一緒にやっていきたい。好きだから!"
ていうアホみたいな映画のワンシーンのセリフ。
1回読んで、ディレクターが、
もう1度本当に彼が好きでたまらない感じでやってみて、と。
恥ずかしいとか言ってる場合じゃない。
なんとか出し切って、終了。
さてはて、大本命、ダンスの審査。
振付は実際のステージでやるのをそのまま、ダンスキャプテンから一斉に振り写しされる。
早いけど集中して、とにかく、自分を、出し切る。
ガチだぜ。キレてやったぜ。
周りもFooooooooo!!!!とか言ってくれて、うん、溜まった怒りを出し切れた。
とにかく大一番、終了。
そのあとは、歌の審査。
ステージで歌えるのは、ヒロインのみ。
歌詞を渡されて、一人づつ呼び出され、審査に挑む。
ドキドキドキドキ。
歌い出し...あぁ、緊張であまりうまく歌えず...
2曲歌い終わると....
目の前のディレクターがいきなりガバッと立ち上がり、デスクを跨いでわたしに向かって歩いてきた。
??!?!
まさかの、ハグ!!!∑(°∀°)!!
Oh Kana....You are awesome!!!
わたしテンパって、Noooooだめだめや!と全否定。
もう1度、気持ち込めて、歌ってみて、と。
2回目、逆に緊張して、ガチガチだったけど、まぁ、なんとか、出し切って終了。
長い1日が終わった....。
結果は、ディレクターたちがみんなで協議してから、また後日通知します、と。
とにかく、やれるだけやったから、自分を信じるのみ!
そして、結果発表の日。
つづく。
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