見出し画像

イマーシブ(没入)コンテンツとは?とある池袋マンションの一室からハワイ旅行が堪能できる時代

最近、少しずつ肌寒くなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今年は、僕も結婚に出産、育児と環境が激変しました。

例えば、育児についても自分の子供が生まれる前は、友達や他人の子の誕生報告を受けた時も「わ~、おめでとうございます!」くらいのテンションだったのが自分の子ができた途端に

「めちゃくちゃおめでとうございます、、!夜泣き大変じゃないですか!?」と声をかけたりとまるで自分事のように心から喜べるようになってきました。

本当に体験しなければわからないことが人生たくさんあるなと考えさせられる今日この頃です。

さて、体験といえばですが今回取り上げたいのは、近年バズワードにもなってきている「イマーシブコンテンツ」についてです。


イマーシブコンテンツとは?


イマーシブコンテンツとは、ユーザーに深い没入感を提供する革新的な体験型コンテンツを指します。

imersive(イマーシブ)という言葉は「没入」を意味し、ユーザーがコンテンツの世界に完全に入り込んだような感覚を味わえることが特徴です。

イマーシブという言葉は、テーマパークやゲーム、エンタメなど業界を超えて利用されています。
特に今年は、この言葉を各所から聞くようになった実感があります。

AIやXR(クロスリアリティ)といったデジタル技術によってその世界にいるかのような疑似体験や没入感、リアリティを感じることができます。

イマーシブ空間はVRゴーグルを利用したもの、メタバースをはじめ、デジタル技術を活用した演出だけでなく、顧客参加型の演劇などでも体験が可能になっています。

オンラインだけでなく、リアルでも広がりを見せている技術なんですね。

世の中のイマーシブコンテンツ

2024年3月東京お台場で開業した「イマーシブ・フォート東京」

イマーシブ空間を活用したエンターテインメントの例としては、チームラボが展開するデジタルミュージアムや、2024年3月に東京のお台場にオープンした完全没入体験が楽しめるテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が挙げられます。

USJ再建の実績を持つ森岡氏が代表を勤める株式会社刀によれば、従来のテーマパークとイマーシブ・テーマパークには以下の3つの大きな違いがあるといいます。

①突き抜けた当事者性: 傍観者、第三者ではなく当事者として体験そのものに関与行動する
② 百人百様の個別体験: みんな画一的な体験でなく、 参加者それぞれが毎回自分だけの体験をする
③ Live Intensity (ライブ感の圧倒的な強さ) :生の体験ならではの、強烈に揺さぶられる感情が強い没入感を生む

出所: 株式会社刀2023年10月5日プレスリリースより引用

一言でまとめると当事者として参加をし、各個人異なる体験ができ、没頭できるようなテーマパークがイマーシブ・テーマパークになるということですね。

近年、私たちの周りにはさまざまなイマーシブコンテンツが登場しています。特に、体験型エンタメが進化し、身近なものになってきたと感じます。

ビジネスや教育の場でも活用が進んでおり、その重要性はますます高まるばかりです。

例えば、「ラーニングピラミッド」という概念があります。ラーニングピラミッドは7つの学習方法に基づいており、それぞれの方法が持つ学習定着率が異なります。


①講義 - 学習定着率:約5%
②読書 - 学習定着率:約10%
③視聴覚 - 学習定着率:約20%
④デモンストレーション - 学習定着率:約30%
⑤グループ討論 - 学習定着率:約50%
⑥自ら体験する(実践) - 学習定着率:約75%
⑦他人に教える - 学習定着率:約90%


これによると、学習初期に人間の記憶に最も定着するのは「体験」から学ぶ方法です。
まさに百聞は一見に如かずですね。

イマーシブコンテンツは、情報を単なる点で伝えるだけでなく、ストーリーや体験を通じて「線」や「面」として深く記憶に刻む効果があります。

話しはそれますが、僕は学生の頃、歴史に興味が全くなかったのですが、歴史小説家の司馬遼太郎にハマりました。小説の中で自分が歴史を体験しているかのような楽しさから歴史の人物の思想や行動、人物関係などを知ることで歴史にはまっていった背景があります。

個人的にもラーニングピラミッドは非常にうなずけます。

イマーシブコンテンツの実体験


「FIRST AIRLINES」の室内

先日私もイマーシブコンテンツの代表格である「FIRST AIRLINES」を体験してきました。

FIRST AIRLINESは、池袋駅から徒歩数分のマンション内の個室で海外旅行をVRで疑似体験できる世界初のバーチャル航空施設です。

イタリア、パリ、ハワイ、ニューヨーク旅行などを臨場感を持って体験できます。特に、海外旅行が難しい高齢者や旅行好きの方に人気のサービスとなっています。

入口も空港の世界観や音響が細かく反映されていて非常に臨場感を味わえました。
特徴としては、ざっとこんな感じでした。

・本物の航空機で使用されていた椅子を活用
VRデバイスによる360度の映像体験
目的地に合わせた本格的な機内食
キャビンアテンダントによる接客サービス
行きたい国を選び、実際に各国のVRコンテンツが楽しめる
選択した国にまつわる機内食が提供される

料金は4,980円から5,980円と手頃で、約100分間の旅行体験が可能です。

特に僕が心を掴まれたのは、ハワイを選んだのでガーリックシュリンプなどハワイに関連の強い機内食が提供されたことです。

一緒に行った友人もハワイには行ったことはありませんでしたが、実際に観光前のリサーチに非常に良いと言っていて観光誘客としての役割を果たすコンテンツとしても非常に可能性を感じました。

さいごに|イマーシブコンテンツを気軽に作り、楽しめる時代に

いかがだったでしょうか?

今回の記事で少しでもイマーシブコンテンツにご興味をお持ちいただけたのであれば嬉しいです。

ここまでイマーシブコンテンツの魅力についてお話ししてきましたが、私たちも新たな挑戦を始めています。

弊社株式会社LocalSquareは、GatherやZEPをはじめとする2Dメタバースを活用したコンテンツ制作を通じて、より多くの人に体験型の価値を提供していきたいと考えています。

2Dメタバースは、ブラウザだけでアクセス可能な手軽さが魅力で、教育やエンタメなど多岐にわたる可能性を秘めています。

協業やアイデアのご相談も随時受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

これからも皆さんとともに、新しい体験の世界を作り上げていきたいと思います!

2Dメタバースを活用したコンテンツ制作や協業をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。


いいなと思ったら応援しよう!