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【ライターになるために】課徴金とは?

2021年8月1日から薬機法に課徴金制度が導入されました。

今まででは、

○ 薬機法においては、虚偽・誇大広告(66条違反)に違反した場合の罰金の水準は最高でも200万 円(個人、法人共に)以下の罰金となっている。(薬機法全体の最高額:個人300万円※、法人1 億円)※指定薬物に関する部分は除く

そのため、違法行為によって不当な利益を得た企業に対しては、その収益を取り上げるべきとの指摘がされてきました。

違法しても売り上げが手元に残るなら、打撃がそれほどなかったんですね。

年々、広告の苦情が増加しています。

制度の趣旨目的
○ 導入当初は違法に得た利益を行政的に剥奪することを意図したものだったが、現在は違反者が得た不当な利得の剥奪を直接の目的とするものではなく、あくまでも違反行為の摘発に伴う不利益を増大させて、その経済的誘因を 減少し、違反行為の予防効果を強化することを目的とする行政上の措置と位置づけられている。

違反行為の予防が目的なんですね。

課徴金制度は薬機法が初めてではなく、すでにいくつか導入されています。
課徴金制度が導入されているのは4法のみです。
・ 独占禁止法(昭和52年導入)
・金融商品取引法(平成17年導入)
・公認会計士法(平成20年導入)
・ 景品表示法(平成28年導入)

目的や算定方法、算定率も変わります。

薬機法で導入された課徴金は、

対象行為:
医薬品、医療機器等の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する虚偽・誇大な広告(第1項)

課徴金:
原則、違反を行っていた期間中における対象商品の売上額 × 4.5%

対象はすべての人です。
世の中的に厳しくなってきていますね。


これからは、薬機法も学ぶ必要がありそうですよね。

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