WEEKLY OCHIAIまとめノート：2020/6/03 「アフターコロナのリアル「飲食・小売」編」

今週のWEEKLY OCHIAI のテーマは、「アフターコロナのリアル「飲食・小売」編でした。いやあ、実に手触り感のある話で面白かった！落合さんも楽しそうでよかった。

【落合陽一】アフターコロナのリアル「飲食・小売」編

・オンラインスナックなのに、お店のある土地にゆかりのあるお客様が来訪するというのが面白い。確かに、自分がオンラインスナックのような場に行こうと思ったら、自分となんらかの共通点のあるママさんと話したいと思う。デジタルの発展によりリアル世界の市場も拡張されるというのが興味深かった。

・個人的にはVRマーケットの話が一番面白かった。百貨店業界の顧客層の高齢化が進む一方、全く別の顧客層（10-30代）がVRマーケットの伊勢丹に来ていて、新たな市場が発生している。ファッションとは人と人とのコミュニケーションの間にあるソリューションの一つであり、百貨店業界はこれまで、リアルの世界でその価値を提供してきた。今は、デジタル世界のなかでもコミュニケーションが行われるようになっており、自己表現の手段としてバーチャルアバターのファッションを購入するという動きが出てきている。

・バーチャルの世界の強みは「限界費用がほぼかからないこと」。これによって、在庫ロスから解放され、オリジナリティの追求ができる可能性がある。

・宮田先生が最後に「『未来は変わらない』なんて未来予知に関心はない。大切なのは『どう変えたいのか』。素敵だと思える未来に『変える』という意思をもってコミットしていきたい」とおっしゃっていたのが、一番印象的だった。わたしたち一人ひとりが未来を「どう変えたいか」考えることが重要だ。