思い出したかのように

やっぱり文章を書きたい。

感じたままに、読んで、口に出して気持ちの良いフレーズを。
音楽を聴いているような、美しい絵に出会ったときのような、自然の風の心地良さのようなものを、書いていきたい。

そういう自分の感性を、気取っているとか、恥ずかしいなんて思わずに、ただただ肩の力を抜いて、さらけ出していきたい。

久しぶりにそんなことを思えたのは、それを、そんな私を承認してくれる存在を知ったから。
いただいたチャンスに応えていきたい、そう思えた。



ふと顔を上げた先にあった絵に驚いた。

知ってる、あの人が好きな絵だ。
なぜ今、この絵とあの人を思っているのか。

偶然は信じない。
全ては必然だから。

それにしても派手な絵だ。
派手だけどうるさくない。
あの人は派手とは言わないが、うるさかった。

でも、思い出せない。
この絵の作者もあの人の名前さえも。

今何をしているだろうか。
縁があれば、またどこかで会うかもしれないね。



冷たい。手のひらを温かく感じるほどに、腕が冷えている。冷房は苦手だ。

さぁそろそろ出ましょうか、と言う私の顕在意識とは裏腹に、脚はがっちりと組まれている。
仕方ない。あなたがそう言うのなら、仕方ない。

私は、私の無意識には逆らえない。
従うのみである。
諦めているわけではなく、それが一番上手くいくからだ。

でもね、やることはやらなきゃいけないよ、私の無意識さん。
それにこんなに冷えている。
どうですか?そろそろ歩き出しませんか?


いやはや、もう少しかかりそうです。

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