誰かと食べるご飯はおいしい
先日久しぶりに母と会って、食事をした。
世界がこんな状況なのでなかなか会えず、顔を見るのは約3か月ぶり位。
久しぶりに見る母の顔。
ちょっと老けた?
でも相変わらず元気そうで安心した。
LINEや電話でちょこちょこ連絡はとっていたけれど、やはり直接会って話すと違う。
相手の表情や声、話し方。
そうそう、こんな話し方だった。声もこんなだったな。
会おうと思えば1時間くらいで会える距離に住んでいるのに、3か月近く会わないだけで妙に懐かしく感じる。
仕事を辞めて家にいる時間が増えてから、ご飯を誰かと食べる機会がぐっと減った。夫とは生活リズムが微妙に違うため、一緒にご飯を食べられるのは週末だけ。
ご飯自体はおいしい。おいしいけど、一人で食べるご飯はどこか味気ない。音が欲しいからとDVDやYouTubeをみながら食べるけど、会話が一方的なもの相手ではさみしい。
母と一緒に「いただきます」と言いながら、ご飯を食べる。
ものすごいごちそうではないけど、とっても美味しかったし何より心が満たされた。
やはり誰かと一緒に食べるご飯はとても美味しくて、幸せな気持ちになる。昔は誰かと食卓を囲むなんて嫌だと思っていたこともあったけれど、歳を重ねたせいなのか、一緒に食べてくれる人がいることが有難くて幸せに感じるようになった。
久しぶりに母と会えた喜びも噛みしめながら、満たされた気持ちで家路につく。
不妊治療がうまくいかなくて落ち込むこともあるけど、こんな小さな幸せを忘れない自分でいたいと思った一日だった。
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