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香川にやってきたジャン・ムンホとは何者なのか

はじめに

どうも。最近はトラックを乗り回すゲームばかり遊んでいるはおーです。

いやー、今季も新たなKBLプレイヤーが日本に参戦してくれましたね。
SKのジャン・ムンホが香川へ移籍しました。

で、このジャン・ムンホという選手が一体どんなプレイヤーなのか、自分の調べた範囲でこのnoteに書き殴りたいと思います
とは言っても自分も詳しくは知らなかった選手なので(一応SKファンなのにね、情けない…)、基本や現地メディア、コミュニティ情報に頼る事になります。
香川ブースターを始め、この補強に興味のある方は是非ご覧ください。

KBL時代のジャン・ムンホ

プロフィール

改めて、香川のホームページより彼のプロフィールと経歴をおさらいしておきましょう。

■プロフィール
ポジション:PF
身長:196cm
体重:95kg
生年月日:1993年6月1日
出身地:韓国
出身校:建国大学

■経歴
2016-19 GOYANG Orion Orions(KBL)
2019-23 SEOUL SK Knight(KBL)
2023-  香川ファイブアローズ

https://www.fivearrows.jp/news/detail/id=16288

少し補足すると、KBLではドラフトが採用されている為、彼もドラフト指名を経てオリオンに入団した事になります。
気になる順位は2巡目1位。KBLは10チームの為、つまり全体11位。
大学時代は長身かつ内外を問わないプレースタイルから1巡目クラスの評価を受けていたんですが、ドラフト2か月前に膝十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまい、2巡目まで回ってきた背景があります。

スタッツ

気になるKBLでの昨季主要スタッツは以下。

出場試合数:8
平均出場時間:6分47秒
平均得点:2.0
平均リバウンド:1.0
平均アシスト:0.3
平均スティール:0.4
平均ブロック:0.0

https://kbl.or.kr/game/archive-player

Dリーグ(二軍戦)では平均26分38秒出場、平均得点8.7点、平均リバウンド7.3と一定の結果を残しているものの、一軍ではガベージ要因だった事が伺えます。
2年前はKBLでも20分以上出場していた試合が多々あったんですが、そのシーズンも殆どシュートを打っていません。なので平均得点も1.6止まり。
以上の点から、現在の実力がKBLの平均レベルにあるかと言われると、残念ながらそうではないと言えます。

プレースタイル

映像探したけど全然なかった……。
エキシビジョンの3x3で良ければ多少プレーしている映像がありますので、一応リンク貼っておきます。
背番号6です。ちょっとだけ話している様子も見れますね。

まず彼のポジションはPFですが、韓国では「3.5番」と言われることが多く、幅広いタスクを与える事ができる選手と言えると思います。スリーポイント、リバウンド争い、ペイントへの侵入、スクリーンなどなど……。チーム事情に合わせ、KBLにDリーグにと主戦場を変えてきたその姿も含めて、誤解を恐れずに言えば便利な選手であるという事です。シュート成功率もKBL通算ではアテンプト数が少ないものの高確率ですし、Dリーグでも毎年50%のFG%を記録しています。

あとこれは大学時代のチームメイトによるコメントなんですが、「一緒にプレーしやすい選手」という事で、数字に残らないスクリーンプレーや体を張ったプレーは一定の評価を得ています。本当に便利屋だな。

逆に言えば特定の強烈な個性がありません。何でもこなせる事が強みですが、シューターとも言えないし、リバウンドも外国籍には流石に当たり負けしてしまう。彼1人で試合をいい意味で壊す事は不可能でしょう。

……で、そうなると他のチームメイトには、信頼できるフィニッシャーや、スクリーンプレーの相棒となるPGが必要になります。ここはもう香川が確保するしかないですからね。

大きな注意点

彼はキャリアを通して怪我に悩まされてきた事は触れておく必要があると思います。先述したドラフト前の大怪我から始まり、彼がシーズンを通して怪我なく終えられたシーズンは基本ありません。
なので、B2、B1よりも多少試合数が少ないとはいえ、B3の試合数を全て万全の状態で駆け抜けられる確率は低いと思っていただいた方がいいかもしれません。

ムードメーカー?

調べて気になった記事の1つが、彼はムードメーカーであるというもの。

上記は昨季のDリーグにおける彼を特集した記事なのですが、ざっくり機械翻訳&要約すると、

・仲間のプレー1つ1つに反応して、その度に応援などのリアクションを送っていた。
・チームの雰囲気が沈まないよう、意図的にムードを高められるよう振舞っている
・元々リアクションが出やすい性格でもある

という事で、チームのムードが試合中下がってしまいそうな場面こそ、彼の真価は発揮される……のかもしれません。

つまり、香川は何を得たの?

フォワードにおけるロールプレイヤーを得たと言えると思います。
SFに置いてon3やるも良し、PFに置いて外国籍1人を休めたり、スラッシャー系外国籍を起用するも良し。戦略の幅は広がりますね。
あとそもそもBリーグにおいて196cmという身長は間違いなくディフェンス面の武器になると思うので、そこも強みですね。調べた感じ、彼自身が特別ディフェンスがいい訳ではなさそうですが。

どうしても外国籍やアジア枠は数字を求められがちなのですが、恐らくそれに足りうる数字は残らないと思います。残せない、じゃなくて、残らない。
ただ私が現地メディアやコミュニティを調べた上で、チームの潤滑油となりえるような活躍自体は全然可能だとも思っています。

自分もSKファンを名乗っておきながら彼のプレーは見た事がない(あるかもだけど、記憶には残っていない)ので、今回の移籍を機に彼を熱烈応援したいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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