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【フォーラムパネル展】食と農の学び~わくわく食育体験2~
わくわく食育って何?お野菜の収穫とお食事つきなの?たのしそーじゃん!そんな気軽な気持ちで始まった、「体験型研修わくわく食育体験」。今回は第2回の報告です!
<第2回>アジ捌きとみかん狩り
【日時】 2024年5月25日(土)9:30~16:30
【授業名】体験型研修「わくわく食育体験」
【担当教員】中川理絵(化学生命学部准教授)・磯田浩司 (人間科学部非常勤講師)
【連携】 小田原市水産海浜課 ㈱ヤオマサ みかん農家:鈴木和宏氏
【目的】 文系、理系問わずさまざまな専門分野の視点で「食」をテーマに学ぶ。
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午前中に漁港の駅TOTOCO小田原でアジを調理し、午後は夏みかん収穫をしました。
今回は魚を捌くという、多くの大学生にとって初めての経験を豪華なことにその道のプロの方の指導のもと体験しました。小田原市は山、川、そして海と自然を網羅した地形で特産物が多い特徴があります。早川港で水揚げされる、膨大な種類の魚の中でもアジは自慢できる魚だそうです。そんなアジを驚くことに、学生一人に4匹も、朝早くに市場から仕入れていただき、私たちの手に届きました。小田原における漁業と、TOTOCO小田原についてお話を聞いて学んだあと、早速アジに対面しました。今回講師として教えてくださったのはスーパーマーケットの鮮魚コーナーに長く務める魚捌きのプロの方です。丁寧な解説の後、私は初めて魚に包丁を近づけました。こんなにも直に命を感じたことがなかったことに加え、私自身魚介類のアレルギーを持っていることを深く悔やみました。まずは魚ご本人、海に出向く漁師さん、運送するお仕事の方、調理する方。こんなに素晴らしい繋がりの上にいただくことができる幸せを私は制限されています。その分、食べる事ができる人には存分に味わってほしい、そんなことを考えながらアジを三枚におろしました。もちろんきれいに捌くことはできず、骨に残った身がもったいないと感じることもありました。三枚おろしと背開きという二つの方法を試して、どちらもフライにしてみんなでおいしくいただきました。
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お腹いっぱい食事をしたのちに歩いて坂をのぼってみかん農園に向かいました。急な上り坂を進むと、見晴らしの良い景色に出会いました。みかんの木々をくぐって収穫する範囲にたどり着くと、農家さんから「働き手として期待している」とのお言葉をいただき収穫が開始しました。
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ぶら下がるみかんを切り落として、手元で茎を最短に整えます。そうすることで、籠の中でごろごろ動いてもみかん同士傷つけあわなく済みます。初めは木に多くのオレンジ色が見受けられましたが、みんな担当の木を責任もって裸にしました。枝の奥にあるみかんや木の上の方にあるみかんなど、取りづらいものは協力、工夫して収穫することができました。
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ここでも玉ねぎ同様お土産みかんの取り放題をさせていただき、両手いっぱいにみんな持ち帰りました。農家さんのお話では、厳しい収入面のことが知れました。
実は、神奈川大学の先輩がここの廃棄みかんを利用しうどんを作っています。(過去の記事)このように少しでも多くの個体を大切にし、生活や廃棄削減のための事業がまた新しく作られることを望みます。
農家では労働環境や設備と需要、収入のバランスに重要性があると考えました。今回もまた、楽しいだけでなく、漁業や農業について多くの学びがありました。この貴重な機会に感謝いっぱいです。
ライター:国際日本学部国際文化交流学科3年 岩舘明日香