【撮影セット】組み立て式のシルバニア団地を作る
こんにちは!
今回は、組み立て式のシルバニア団地を作ってみたのでそちらについて書いていこうと思います。
組み立て式と書くとしっかりしたものを想像されるかもしれませんが、全然そんなことはありません!笑
ただの撮影のセットです。
というのも、私はこれまでミニチュア制作でいくつか建物を作ってきましたが、最近本気で思うことがあるんです。
作ってももう置く場所無いな
って。笑
でもシルバニアのお姉さんやお兄さんで遊ぶことがブームな私は、どうしてもみんなにお家を提供したくてしたくて…笑
以前、下記のようなシルバニア団地を作りましたが、部屋をバラバラにできるとはいえなかなかのサイズ感。
団地といっても上と同じような家をまた作るのはサイズ感的に難しい…
色々考えた結果KanaFettは思いつきました。
「団地を撮影できるセットを作っちゃおう!」
ボードなどを使ったお部屋風の撮影をする方法は、すでに色々な方がやられているとは思いますが、私なりの団地撮影セットを作ってみたので記録としてもここに書いておきたいと思います。
◾️必要なもの
主に使用したものは以下です。
・ブックエンド
・スチレンボード
・スチールシート
・マグネットシートや強力なマグネット
ひとつひとつ説明していきます。
・ブックエンド
撮影時にスチレンボードを立たせるために使用します。
私は100均で購入した以下のスチール製のブックエンドを使っています。
・スチレンボード
背景や床などに使用します。
サイズや厚みは好みですが、私は主にA4サイズ・5mm厚のものを使いました。
スチレンボードじゃなくても良いとは思いますが、カッターで切りやすい方が使い勝手が良いです。
・スチールシート
スチレンボードをマグネットが付く仕様にしたいので、スチールシートを使います。
今回使用したシンワのシートは1枚のサイズが小さいので、多めに買いました。
てか、めちゃ買いました。笑
多分、今私が日本で一番スチールシート使ってます(大嘘
大きめのシートでも良いですが、ハサミで切ったりするのでこれくらい小さい方が作業しやすいかもしれません。
※ハサミで切れる薄さが良いよ!
・マグネットシートや強力なマグネット
壁に装飾を付けたり、壁の固定のために使用します。
マグネットのタイプは使うものによって変わってきますが、私は主にマグネットシートとピンタイプのマグネットを使ってます。
マグネットシートは、0.3mm厚という薄さで印刷もできて且つ強力!という点に惹かれて、下記を買ってみました。笑
マグネットシートなら何でもいいと思います!(100均にも売っているみたいです)
また、ピンタイプのものは100均で買いました。
使用するマグネットのタイプはお好みで!
以上が主に使う素材です。
◾️作り方
(1)作りたいお家の間取りを考える
まずは間取りを考えます。
今回私は、おひとりさまのシルバニアが住めるワンルーム団地的なものを想像しました。
(お姉さんやお兄さんに住んでほしい…!)
(2)スチレンボードを好きなようにカットする
考えた間取りに合わせて、壁に使うスチレンボードの扉枠や窓枠をカットします。できれば汎用性のある形の方が、色々な使い方ができるのでおすすめです。
(3)スチレンボードの表面にスチールシートを貼る
(2)でカットした扉や窓枠を避けて、スチールシートを貼っていきます。(ハサミで必要な大きさにカットしながら貼っていきます)
今回購入したスチールシートの場合は、すでにのりが付いているので両面テープ無しでそのまま貼ることができます。
こんなにみっちり貼らなくても隙間があっても良いと思います。
(4)裏面にスチールシートまたはマグネットシートを貼る
(3)のボードの裏面にスチールシートまたはマグネットシートを貼ります。
裏面に貼る理由は、撮影時にブックエンドで立たせるためです。
ボードを立たせるにはスチールシートとマグネットの2つが合わさっている状態である必要があります。
もし、ボードの裏面にスチールシートを貼った場合は、ブックエンド側にマグネットを貼ることでボードとブックエンドがくっ付きます。
また、ボード裏面にマグネットシートを貼った場合は、スチール製のブックエンドにそのままくっ付きます。
どちらが良いかは好みですが、私は両面共スチールシートを貼ることにしました。
(ボードの両面共に使いたいので)
ブックエンドに磁石でピッタリとくっ付けばOKなので、全面に貼らなくても問題ありません。
以上です。
余談ですが、スチールシートは重ねて貼れば貼るほどマグネットがくっ付きやすくなります。
もしマグネットのくっ付きが悪い場合は、スチールシートを重ねて貼ると良いかと思います。
◾️団地で使用するボードや小物の例
使い方の説明の前に、私が今回作った団地用のボードや小物類を紹介していきます。
使い方の際に説明しやすいように、各ボードには名前を付けます。
・床
玄関〜キッチンに使う床です。
裏表で使えるように違う床板を貼りました。
居間に使用する床です。
今回は畳にしてみました。
板の間や畳もマグネットで付いています。
・壁
・押入れ
・壁紙
・家具や小物のパーツ
◾️使い方(セッティングの仕方)
作ったボードを元に説明していきます。
(1)使いたいボードに扉などをはめ込む
少しはめにくい扉などは、一番最初にセットしておきます。
(2)壁紙をセットする
壁紙をスチレンボードにセットします。
上の様にマグネットピンで固定するのも良いですし、印刷できるマグネットシートに壁紙を印刷すればそのままボードに貼り付けることができます。
ちなみに、このドアにもスチールシートが仕込んであり、ドアノブはマグネットで付いています。笑
(3)ブックエンドを使ってスチレンボードを配置する
ブックエンドを使ってボードを立たせます。
この際に床もセットします。
こんな感じでブックエンドが支えてくれます。
上から見るとこんな感じです。
(4)好きな家具や装飾をセットする
家具を置いたり小物を置いたり…好きなようにセッティングしてきます。
壁にセットしたい小物は、あらかじめマグネットを付けておくと壁にピタッとくっ付くので便利です。
上の画像にある窓や換気扇、キッチン上部の棚もマグネットで付いています。
※補足
少し重さがある装飾は、マグネットシートよりはこういった強力マグネットを使用するのがおすすめです
以上で完成です!
◾️配置例
壁や床を使った設置例を載せます。
奥行きある撮影もできるので個人的に満足度高いです!
※補足
配置例を見てもらうと分かるんですが、壁cには団地で使わない窓枠が空いています。
このまま壁紙を被せると窓枠が透けて見えてしまうため、厚紙にスチールシートを貼り付けた物を上から被せています。
ちなみに、こんな感じで反対側からの撮影も可能です。
壁bでは、はめ込み型の扉を使いましたが、上記画像の扉は厚紙を扉風にしたものを使っています。
この扉は裏側にマグネットシートを貼り付けてあるため、ボードにピタッとくっ付けることができます。
また、壁bに使った扉と同じく表面にはスチールシートを仕込んであるのでドアノブもマグネットで付いています。
どんだけ「スチールシート」と「マグネット」って言うんだよ…と思いましたね?
そうです私がスチールシートマグネットおばさんです…
◾️撮影してみた
最近、猫田さんのリーメントを購入したので、そちらを使いながら撮影していこうと思います。
今回イメージするのは、トイプードルのお姉さんのお家です。
ボードの組み合わせだけでこれだけ撮れるなら満足です。
そして、このリーメント本当に良いのでおすすめです…!
▼他にもこんなの撮ってみたよ
◾️アレンジなど
今回はトイプードルのお姉さんのお家をセッティングしましたが、工夫次第で同じボードでも壁紙を変えたり、扉や窓の位置を変えたり等、色々なお部屋の再現が可能かと思います。
・押入れのアレンジ
押入れのアレンジだけでも無限大です。
この押入れは逆さにしても使えます。
複数の使い方ができるように工夫しながら作るととっても楽しいです。
・床のアレンジ
床を広めのフローリングにして、家具の配置を変えるとまた違ったお家に見えてきます。
上から見るとこんな感じです。
引き戸の向こう側に床bや押入れを置いて、和室にするのもありですね!
また、扉のデザインなども変えたりすると、より雰囲気が変わって楽しそうです。
・2024/06/08追記
床cを分割してみました。
これでこんな感じのフローリングのお部屋もできるようになりました。
・2024/06/15追記
壁aと壁b、床aを使って浴室やトイレがある空間を作ってみました。
床aは、玄関に使っている床なので段差を作るために2枚のスチレンボードを使っています。
板張りの方を通路側の床に設置し、土台の方を浴室の床に使用しています。
小物類を作ったり置いたりすれば、浴室の完成です。
浴室のタイルは、光沢紙に印刷したものにマグネットシートを貼り付けています。
そのため、他の色のタイルなどにも変更可能です。
◾️さいごに
この撮影セットを作ってからも、相変わらずシルバニアの物件を買ったりしているので、正直土地問題においては意味をなしてないのですが…笑
色々とカスタムできるお家ができて満足です!
また、今回は団地の撮影に使いましたが、団地以外にも使い道があるんじゃないかなぁと思っています。
例えば、このモーテル風のお部屋もボード撮影です。
扉や窓は厚紙で作って、マグネットで付くようにしてあります。
別の用途でもこれから使っていく予定です。
下記noteに応用についてまとめているので、良ければそちらもご覧ください。
※随時更新
この度は長々とお付き合いくださりありがとうございました!