依頼された授業4年目
北九州市門司区にある小学校でキャリア教育の授業を行いました。
この学校は4年連続、6年生の総合の学習の時間に依頼がきています。
夢や希望、職業調べといった事後学習があるようで、
そういえば、将来の夢という作文を6年生には書いてもらっていたような気がします(6年生の担任だった時以外でも、将来について考える作文は書いてもらったような)
子どもたちが口にする職業
6年の担任の先生方と当たり前かもしれませんが、6年生の児童たちの顔ぶれは変わります。年々子どもたちから名前があがる職業名も変わります。
プロゲーマーになりたい子どもは3名。
そのうち一人にちょっと聞いてみた。
「ゲームが好きなんだね。」
「え!ゲームが嫌いな子どもっているんですか?」
「ゲームにもいろいろあるからね。あまり好きではない子っていないの?」
「いないと思う!」
「税理士って税金を計算する仕事ですか?」
「うーん、あなたはお小遣い帳とかもっている」
「お小遣い帳、それってなんですか?」
「そうか。お小遣いの計算とかはしたことがないんだね。」
「会社とか何かを活動している団体とか、お金を取り扱うことが多いけど
そのお金の出入りを記録しておくものがあるんだよ。そのサポートをしたり、会社とか団体とかで収入を得たお金や、支払ったお金には税金というものがあって、それを計算したりするのも税理士さんにお願いすることもあるよ。」
「募金する大人になりたい」
「最近、募金したものがある?」
「ない。でも困っている人にどうぞってお金を渡すことができる大人ってかっこいい」
「そうか。お金でなくても困っている人に声をかけることができるのもいいかもね。」
日々の生活の中で自分の興味をみつけよう
子どもたちには、今やりたいことがない。
わからない。勉強が難しい。と思っていることがあっても
「やりたいな」
「おもしろそうだな」
「やっていてよかった」
と考えたり、思い出したりすることを日々続けてほしいと思います。
「やってみたい職業があるのですが、勉強が難しいかな。自分にはちょっと無理かなって思っていましたが、白石先生の話を聞いていると、最初からあきらめずにちょっと挑戦しようという気持ちになりました。」
残り時間2分の中で、思い切って挙手をした子どもの声です。