絵迷路（エメ色）の日々、あの夏。〜おまけ〜

グロテスクな写真を含みます。苦手な方は見ないでくださいましね。

脳腫瘍（右聴神経腫瘍摘出手術）を乗り越えたわたくしめの、あの日から今日に至るまでの軌跡。図らずも43年の人生でわりとでかめなインパクトを残してくれた出来事だったので、記念に。

術後のICUを経て、間もない頃。左を下にした横向きの体制で17時間いたため、左半身が通常の2倍くらいにむくんでいた。

右耳の後ろから首辺りまで、一本の傷痕をこしらえた。傷口を縫うのではなく、ステイプラーって君、それホッチキスのことだよね？いやまじでホッチキスで塞ぐのね。

手術中、頭を太い鉄3本で固定。先端が滑らないよう若干尖っているマイルドな針だので、それが刺さっていた部分は陥没しておハゲちゃんに。

退院する日の朝。

その年の冬。

今日の私。

しかし加工フィルターってすごいね。毛穴ひとつないベースですよ。まだまだアシンメトリーな顔面だけど、ゆーっくり治ってはいるようだ。

最初の頃は、いつになったら元通りになるんだよ！ってイライラしてたんだけど、いつの間にか「まあ、そのうちよくなるさ」ってふうになったな。これもまたひとつ私の個性と受け止めて、そこそこ愛せるようになってきた。

急に振り返ったりすると、よろける。右から話しかけられると、聞こえない。モンハンしてると、右目が乾く（そこ？）。それでも私は幸せな日々を送っています。どんな私でも、いつも支えてくれる人達がいる。いつもそばにいてくれるエメがいる。おーい、と呼びかけると、へーい、と答えてくれるあなた達がいる。それは私にとって、この人生の宝物です。そう、あなたよ。

speenaの曲の歌詞を借りて、お礼をさせてください。

ほっといてくれなくて、どうもありがとう。