アトラエの20年間を振り返ってみたらやっぱり『Still Day 1』だった
『20周年かぁ…。本当に色々あったよなぁ…。』
2023年10月27日、社内のバーカウンターで代表の新居がポツリと呟く。
…その横顔がなんとも言えない表情で、見てるこっちの鼻先もなんだかツンとしちゃったし、身体の真ん中がぶわぁぁっと暖かくなったのが印象的な夜。
みなさまこんにちは。
株式会社アトラエという会社で広報PRをしている南です。今日は、アトラエが20周年を迎えたので、ただただアトラエについて語る会を開催します。
アトラエのこれまでの歩み
↑ここに15周年の時の様子がちらっと残っているので、基本はこれと同じ。
■事業の振り返り
2006年 Green誕生
2003年にアトラエを創業した後、2006年に主力事業となる「Green(グリーン)」が誕生するまで、とにかく自分たちができることをやり続け、目の前の方々から対価をいただくことに一生懸命でした。
当時は、テクノロジーを活用して少しでも多くの人にとにかく”価値を届けたい”と、インターネットを主軸に色々な事業を模索していたアトラエ。デジタル広告を売ってみたり、その他にもあれこれやってきた。
一体なぜ、そんな無計画で行き当たりばったりな感じだったのか。それがアトラエの根源にある『創業の想い』に表れています。
そう、創業者の新居自身がやりたい事業や「これをやれば儲かるぞ!うっへへ」があったわけではなく、理想の組織を創りたくて誕生したのがアトラエという会社です。
Greenのサービス開始以降も、取り組む事業は全て「儲かる」よりも創業の想いに基づく「アトラエの信念」に合致することを重視しています。
世の中に生きがいや働きがいを創出できる事業を運営したい、社会課題にテクノロジーを活用することで大きく貢献したい、そう考え、運営している事業の軸も『People Tech(アトラエの造語)』という領域に定めています。
では、ここに至るまでにどんな事業があったのか、Green誕生以降、各事業の歴史を少しだけ紐解いてみましょう。
2012年 JobShare始動
SNS上の友達の会社の求人をシェアして、採用を応援する求人応援プラットフォーム、そしてより一層ソーシャルメディアの特性を活用できるモデルとして「JobShare(ジョブシェア)」を2012年にリリースしました。
これは、友達の会社の”オススメの求人”が応援できて、その報酬として採用に貢献してくれた人たちにお礼金をお渡しするモデルでした。
2015年 ビジネス版マッチングアプリYentaに昇華
そんな「JobShare」は、2015年ブレインパッドさんとの共同開発の元「TalentBase(タレントベース)」というサービスに刷新されます。これはAI(人工知能)とビッグデータ解析技術を活用した採用支援サービスで、約500万人のソーシャルデータ(2015年2月現在)を活用し、人工知能によって企業が求めるタレントプールを自動で生成・管理する画期的な採用サービスでした。
その後紆余曲折あり、「JobShare」と「TalentBase」のビッグデータを有する新サービスとして誕生したのが今をときめく「Yenta(イェンタ)」です。
↑Yentaの誕生秘話はここでも語っています、ご興味あればぜひ。
2017年 組織力向上プラットフォーム「Wevox」をリリース
「Green」では、求人サービスとして『人と組織が元気になる』出会いを生み出し、「Yenta」では、ビジネスが加速するような『組織の枠を超えた出会い』を生み出してきたアトラエが次に着目したのが「組織力」でした。
↑Wevoxの思想については、プロジェクトリーダー森山の記事もぜひ。
今では、2,940を超える組織に導入いただき、世の中に生きがいや働きがいを生み出すためのよりよい組織づくりに貢献しています。
2016年 マザーズ上場→2018年東証一部(現プライム市場)へ
そんな新規事業開発の流れの中、2016年に東証マザーズに41名での上場を果たし、2018年には東証一部に市場変更しました。(2年で市場変更することも当初から計画済み)
ただ、上場するか否かについては当時のボードメンバーの間でもかなり議論が白熱してたと聞いています。かなりの覚悟を持って「上場」という意思決定をして、さらには市場変更まで実施。そして今でもプライム市場に残るという選択をし、『世界中の人々を魅了する会社を創る』ための挑戦を全員で続けています。※2022年4月にはプライム市場に移行
2020年 子会社である株式会社アルティーリを創立。
プロバスケットボートボールクラブ「アルティーリ千葉」新設
「Atrae」の社名の元は、スペイン語で「魅了する」「引きつける」という意味を持つatraer(アトラエール)という言葉。アルティーリも同じく「魅了する」「惹きつける」という言葉を元にした社名にしています。
そんなアルティーリの活動も、アトラエの根底にある想いがベースにあります。『四方よし』を掲げるアトラエの価値観のもと、社員・顧客・株主の方々を幸せにするためのサイクルを回し続けながら、その先にある「社会への貢献」に、しっかり取り組んでくれているのがアルティーリ。
今シーズンも、新B1への挑戦を胸に躍進しています。
2023年 SMBCグループと日本全体の働きがい・企業価値向上の支援を行うSMBC Wevox株式会社を設立
20周年を目前に、今年の9月にはSMBCグループとの合弁会社を設立しました。こちらも日本全体の生きがいや働きがいの創出、さらには企業価値向上を目指す、めちゃくちゃ想いのある新会社となっています。
詳しくはこちらでも語っていますので、お時間許せばぜひ。
↑こちらの動画でも9分過ぎのあたりから、SMBC Wevoxについて語っています。
では、そんな事業成長の裏で、組織側の話はどうだったかと言いますと。
■組織の振り返り
2008年 リーマンショック
2008年9月に起きたリーマンショック。それから少し時を経て2009年後半に、アトラエもかなりの打撃をうけます。後に振り返っても新居がこんな風に語るくらいには印象に残る出来事でした。
世の中の企業さまが打撃を受ければ、もちろん求人メディア「Green」を主力事業とするアトラエも大打撃です。新たに人手を採用する企業さまなんてどこにもいません。
この時に、アトラエ20年の歩みの中で最初で最後の大リストラを行ったと聞いています。この時の苦しい決断を経て、新居の経営者としての覚悟も、アトラエの企業としてのPhilosophy(経営理念)も、より強固なものへと進化しています。
そこからのアトラエは『意欲あるメンバーが無駄なストレスなく活き活きと働き続けられる』組織創りにより一層力を入れていきました。
2018年 組織だけじゃなく、財務やIRにもより一層フォーカス
そこから月日は流れ、アトラエの上場を一番近くで伴走してくれていた元大和証券SMBC(現大和証券)の鈴木が、最初の誘いから4年の時を経てついにジョインします。
その後、海外投資家を含むすべてのステークホルダーとの強固な関係性創りにも取り組んだ結果、組織力だけでなく経営の面でも企業として成長を続けてきました。
財務の面では、私たちアトラエメンバーが、無駄なストレスなく目の前の挑戦に本気で取り組み続けられるように、どれだけキャッシュを手元に残すのか、より良い報酬制度はどんな形なのか等、常にあらゆる形でベストを模索し続けています。
リーマンショックのような事態が仮に今起きたとしても、『今ならもっと確実な形で耐えられる自信がある』『社員を同じ過ちには絶対に巻き込まない』そういう覚悟を持った経営がアトラエの強みの1つでもあります。
2019年 働きがいのある会社ランキング1位に
そして、Great Place to Work® Institute Japan(以下:GPTWジャパン)が実施した、2019年版「働きがいのある会社」ランキング調査の従業員25~99名部門にて、【第1位】にも選ばれました。
そしてその数ヶ月後には、アジアで第5位に選ばれています。
その後、さらに組織創りに注力し続けた結果、今では100名ほどの規模に成長。新卒文化のイメージが強いアトラエですが、近年では中途採用のメンバーも増え組織の厚みも出てきました。
2023年10月27日 20周年社内イベント
そんな20年の歩みを胸に、ささやかながらも20周年イベントを開催しました。今回は社内の壁をDIYで白く塗り、みんなのこれからの決意を書き込んでもらう形に。
20周年を迎えた今もまだまだ理想には程遠いし、正直荒削り感いっぱいな組織ではありますが、全員で『世界中の人々を魅了する会社を創る』と信じています。
これから先も、密度の濃い組織を保ちつつ、未だ誰も実現していない「理想の組織」を創り、世の中に価値あるサービスを生み出していきます。
↑こちらはアトラエの価値観やカルチャーについてもうちょっとアツく語る系の記事なので興味があればぜひ。
DIYの壁制作についても近日中に記事を公開予定です。お楽しみに〜!
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