背中バリバリ伝説と、大きな栗の木の下で♪
足踏みセラピーの現場から。
2月に入ったころから、背中が硬いお客さまが多いなと感じておりました。この1週間ほどは、わたし自身も目が覚めた瞬間に背中がバリバリに固くて苦しさを感じて起きる。むむ。
背中が硬かったあの方、そしてあの方。
硬くなかったあの方は、そしてわたしは、、?と検証してピンときたこと。
ナルホド。
それで昨夜、とある方法で背中のケアをしてから寝ましたら、
今朝は久しぶりに、スッキリ背中で目が覚めました。
さて、背中バリバリしてますか?
そのバリバリ伝説、ケアしてみましょう。
※大事なことなので先にお伝えしておきます。
〇鎖骨の周りや肩先を触れると痛みのある方
〇背中で右手と左手を結ぶのが難しい方
〇肩の可動域の小さくなっている方
〇腰や背中、仙骨、股関節に痛みのある方
当てはまる方は、これから解説するケアはちょっとずつそっとやってください。
軽くやること、痛くしないこと、やりすぎないことがセルフケアでは重要です。一度で効かそうとせず、何回かに分けて。
真面目な方はあえて”雑かな~?”ってレベルでやることが大事!
背中に起きていること
背中バリバリの方の多くが、肩甲骨と肩甲骨の間が広がって固まってしまっています。(わたしも)
寒さで肩は内側に縮こまっている。
猫背、スマホ、オンライン会議、むろんパソコンも。
肩甲骨の間にある筋肉は引き延ばされているのに、そこを十分に使えていないから縮もうとする。動かせていないから血流は悪くなる。
そりゃバリバリにもなります。
対して体の前面では、肩先と肩先の距離が近づいて鎖骨のあたりが縮こまって可動域が小さくなっています。ここは急に大きく動かすと痛みが出がちなので要注意です。
声を出す姿勢
人間が声を出す瞬間って、本来顔を上げて胸を広げているもの。
オンライン会議や音声SNSでその姿勢をとって話す方って、とても少ないんではないかしら。多くは画面を見るために首が下を向いて、猫背になっていると思います。
声の振動というのは、発する人の体の中で響いています。
飲み込んだ食べ物が詰まったら胸をたたくように、
型に流したケーキの生地をトントンたたいて平らに落ち着かせるように、
振動というのは物を”あるべき場所”に落ち着かせるんですよね。
声を出すのに不自然な姿勢で自分の体に振動を与え続けているというのは、
不調を招く原因の一つになるのでは?と、仮定ではありますが思った次第です。
背中バリバリ伝説を終わらせるケア
さて、本題です!始めましょうか。
用意する物
人ひとり転がれるスペース
毛布1枚
①準備体操
鎖骨を自然に広げるのにはこれが至高!
大きな栗の木の下で~♪ のところだけ、5回!
※注意
大きなお友達の皆さんは鎖骨や肩の関節が硬くなってますから0.5倍速でゆっくりね!
②毛布を丸めます
3回折ってくるくる
ほい。
③いざ本番
毛布の上に、背骨を合わせるように縦に寝ます。
毛布が高すぎてきついときには、巻きを緩くするなどして高さを調節してください。
Q:毛布じゃなくてストレッチポールでもいいですか
A:ストレッチポールだとちょっと硬すぎるし細すぎるんですよね。
今回は毛布推奨です。
毛布の上に寝たら、股関節を広げて足の裏を合わせる。カエルみたいなポーズ。
手のひらは天井に向けてください。
(腰や股関節の痛い人、広げるときつい人は無理せず足は延ばしたまま)
首・肩・お尻が下がって、胸が上に広がった状態。
気持ちよく伸びるのを感じて。
はいでは歌いましょう。
歌は、大きな栗の木の下で♪
腹式呼吸で。なるべく低い声で、胸腔に声を響かせるように。
Q:大きな栗の木の下で♪じゃないとだめですか。
A:別の歌でもいいですが、この歌は
①1オクターブある
②7音全部使う
③高音も低音もまんべんなく出す
④短くてちょうどいい
以上の理由から推奨です。
1コーラス歌ったら、今度はゆっくりとばんざいの姿勢に。
(絵がきたない涙)
二の腕が良く伸びます。
この姿勢で、大きな栗の木の下で♪をワンコーラス。
腹式呼吸で。なるべく低い声で、胸腔に声を響かせるように。
これはこれは、好きな人には見せられない姿ですね、、、
気持ちよく伸びたなと感じたら、ゆっくり起き上がって終了です。