おじいちゃんとピアノ
確か5歳ぐらいの頃
「ピアノが弾きたい」
ただ弾きたいという気持ちから、おじいちゃんにそう言いました。
すると山奥の楽器屋さんに連れて行かれ
「この中から好きなものを選びなさい」
“選ぶ”ってどういうことだろう
と思いながら目の前にある憧れのピアノに恐るおそる触れた幼い私。
凄く嬉しかったのを今でも覚えています。
その時選んだピアノが数日後に自宅に運び込まれました。
父と母が驚いていた(怒っていた?)のを微かに覚えています。
その後、強制的にピアノを習わされたのは言うまでもありませんが
それが音楽との出会いでした。