(完結)貧乏学生、英検1級、最終結果。
こんにちは。
[かなで]です。
むちゃくちゃ寒くなってきましたね…。
私は今日からダウンを解禁しました。笑
みなさんもお身体、気をつけてください!
さて。月収8万円の貧困大学生である私が、身銭をズタズタに切って月収の4分の1の受験料を払い、国内で最高難易度の英語試験である実用英語技能検定(英検)1級に立ち向かうシリーズ(?)、最終章です。
ついに本日、二次試験の結果が出ましたのでこちらで発表します。
↓一次試験の結果がこちらから↓
受験は先週の日曜日、11月10日。
一次試験と同じく、四ツ谷が会場でした。
受験を受けた感想はというと…..
「これやばいかも笑」
でした。
正直、スピーキングが一番得意だと自分で勝手に思っていたので高を括っていたのですが、
日常会話とは別物。難しい。笑
社会性の高いトピックについて2分間スピーチをし、質問に交互に答えていくのはまた別の能力が必要でした。笑
試験の後にこんな感想が出てくる時点で、対策不足、勉強不足です。
くそう…。
まあでも、もう試験前から若干開き直っていたので、得意のコミュ力でゴリ押しする作戦で行きました。笑
試験官の方は、身長2m近くあるサンタクロースみたいなオーストラリアの方と、身長150cmくらいのTHE・英語の先生みたいなおじいちゃん。
試験が始まる前に簡単な会話があるのですが、それはやっぱり楽しかったですね。
自己紹介で、「経済学部なんですけど、本当は言語学分野の勉強をやりたかったんですよお〜、だから独学でいろんな言語勉強してます」って言ったら、「じゃあどうして経済学部に入ったの?」と。
「試験が簡単だったからです」って言ったら二人とも大爆笑。
こんな感じで笑いとっていきながら進めていくぞ!と最初は思いましたが無理でした笑
私がスピーチしたテーマは「経済規制の社会に対しての是非」。
こ〜んな硬いトピックを組み立てながらジョークを織り交ぜるのは、私の現時点の実力では不可能でした…。
それでもなんとかスピーチを終え、質問タイムへ。
質問は全部で4-5問でると聞いていました。
まず最初、サンタクロースからの質問にはスムーズに回答。
2つ目、おじいちゃんからの質問。
ここで異常事態(?)発生。
なんだか話が噛み合わなかったのです。
おじいちゃん「君は経済規制に関して、米中貿易を例に出したけど、これがもし国内規模だったら経済規制は社会にとって有益って言えるかな?」
私「それは、例えばアメリカが中国からの輸入品に高い関税をかけて国内商品を保護しようとしていることが国内経済にとって有益かどうかってことですか?」
おじいちゃん「YES」
私「だったら答えはイエスです、そうすることで他国の廉価な商品が入りづらくなり、かつ入ってきたとしても関税のせいで価格が高いので、自国内では自国内の商品が売れるからです」
おじいちゃん「あ、そういうことではなくてね、・・・・」
そんなこんなで、相手の言ってることを確認しながらその場合なら〜と答えていきましたが、相手の満足するような回答ができていなかったようで、議論みたいになってしまいました。泣
そしてなんとここで終了の時間。笑
「え、もう終わりですか?まだ2問しか答えてないですけど….」
って言ったら、おじいちゃんはニッコニコで
「また次の機会ですな^^」
と。
ちょ、ちょっと待ってえ!?!?これジョークなのか君は不合格だからもう一回きてねなのかどっちなの?!?!
と思いながら失意のうちに帰路へつきました。
そんなこんなで1週間が経ち、本日、13時から結果発表。
結果出ました。こちらです。
いや受かったんか〜〜〜い笑
沈黙にならず、拙いながらも必死で喋り続けたところが評価されたのでしょうか….。
点数は本当にギリギリ。危なかった….。
何はともあれ良かったです。
おっしゃ英検1級受けたるで!となったのが今からちょうど半年前の5月。
勉強を本格的に開始したのは一次試験の1ヶ月半前ほどでしたが、自分なりに試行錯誤し、対策を積み、1級に1発ストレート合格を果たすことができました。純ジャパの意地。
ただ1級に合格できるくらいの英語力を持つことでわかったのは、
「私は英語に関してまだわからないことが多すぎる」
ということです。
ソクラテスの「無知の知」ではないですが、何事も勉強を続けることでわかるのは「自分が何も知らない」ということ。
高校2年生のときに初めてテストで学年1位を取った時も、日本史Bで全国模試1位をとった時も、旧帝大学オープン模試で偏差値80を超えたときも、感じたことはこれでした。
「こんなもんなのかな。専門の本と読んだり大学教授の講演を聞いたりしても、博物館に行ったりしても知らないことだらけだし、むしろ何言ってるかわからない」
それでも、私はこの「知らないことだらけ」を感じる瞬間が好きでした。
ワンピースのルフィ風にいうと、「冒険の匂いがする」、東野圭吾のガリレオシリーズに登場する湯川先生風にいうと、「実に面白い」。
自論ですが、どの分野においても、まず自分が「何も知らない」ということを自覚するところから、全ては始まると思っています。
少しわかる、多少知っている、そんな状態はまだまだです。
「知らないことだらけ」の状況に出会うと、人は自然と謙虚になり、知識の吸収力が桁違いになります。
世の中は知らないことだらけ。
無限に、自分の知らない世界が広がっている。
そしてこの無限性が、私をまた新たな勉強の道へと駆り立てるのです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!!!
勉強好き、好奇心の旺盛なあなたとこれからも頑張っていきたいです!!
応援よろしくお願いします🔥
そして私もあなたを応援しています🔥
ー貧困大学生、身銭をズタズタに切って英検1級に挑戦するシリーズー
(完)