チーム石丸とは何か#02 共鳴
熱伝導
都知事選のころから自分が出来るサイズの応援をすることがチーム石丸の掛け声となっていた。
ボランティアに参加されていない支持者の人たちであっても、SNSで応援の声を投稿する、いいねなどで拡散する、街頭演説に行き写真を投稿する、動画制作や動画を拡散する、LINEなどで知り合いに伝える、など地方にお住まいの方でも自分が出来るサイズの応援はたくさんある。
そして、その応援を皆で認め合うという行いが #ナイス共有 のハッシュタグとともに日本中を駆け巡った。
石丸伸二の発案による #ナイス共有 のハッシュタグによって、発信者が多くの人に承認され、居心地が良いチームであると感じることが出来た。これがチーム石丸の空気感であり、この雰囲気を破壊するまいとする風潮もある。
その風潮の例として、強制的な何かを嫌う節がある。意見の押し付けやルールの強制など、コンプライアンス的なものを除けばそれほど共感を得られていない。
自分にできるサイズの応援をするが、別に何かを犠牲にして全力を出さなくても構わない。当然その人にはその人の生活があり、相手を尊重する、といった具合いだ。
よくあるサラリーマン的リーダーシップのような発揮のされ方が嫌われ、誰かが全力で楽しんでいる行動を支援するといった行いが目立つ。
選挙時は応援する一人一人の熱を信じ、その熱伝導こそ票に繋げる力だという共通理解があった。
石丸伸二は、一票をお願いしますとは言わない。主役は東京都民、そして日本国民。「もしあなたが願うなら一緒に動かそう」と声をかけ続けた。
そしてその願いの共鳴こそが、東京を、日本を動かすことになると信じた集団がチーム石丸の起源であったと考えている。
選挙後の今も、行動規範はまず自分が動くことで示し、後に続くかどうかは個人の裁量に任せるという形態が好まれているように伺える。
チーム石丸はあくまで自然発生した自律集団であるという、前回の#01で記したティール組織的特徴がそうさせていると考えられるほか、石丸伸二が他人を動かしたいなら自分がまず動くというスタイルであることが影響を与えているのだろう。
楽しそうに動いている誰かをついつい応援してしまいたくなる、そんな空気を日本中に広げたい。少なくとも私はそう思っている。
共鳴する行動力
石丸伸二の掲げる政策3つの柱は、チーム石丸の目的意識の根底を作り上げている。
1.政治再建(利権政治からの脱却、政治屋の一掃)
2.都市開発(日本を東京から経済強国に)
3.産業創出(教育への投資、東京一極集中から多極分散)
上記が大枠だが、これをそれぞれの生活サイズにあったミクロな領域で実行力に転換していくのがチーム石丸の能力である。
例えば、1.政治再建の観点では、各地方議会の首長や議員さんたちを個別に応援したり、地方の首長選挙などで有望な若手市長が誕生したならばSNS等や動画で紹介し応援する。
石丸伸二が去ったあとの安芸高田市議会の定例会チェックも続き、地方自治体の在り方について議論を厭わない。
2.都市開発の観点では、インバウンド戦略などの東京都の政策を疑問視し、都庁に開示請求を行いプロジェクションマッピング実行委員会による経済波及効果の想定と現実を比較するなど、SNS上での現状調査の共有を行っている。
3.産業創出の観点では、多極分散として地方を盛り上げたいので、ゆかりのある自治体の魅力をSNS等で発信したり、チーム石丸にゆかりのあるナス農家を応援したりするなど、思い思いに石丸伸二の3つの柱に関わるアプローチを継続されている。
また、自身のスキルや、得意分野・業界に政治を取り入れてミックスさせた活動を行われている方が多く見受けられ、その自主的なミクロな活動はそれぞれが良い影響を与え合い、互いに意識を高め合う構図になっているように伺えている。
今まで政治と積極的に交わることのなかった人々による活動をいくつかSNSの投稿を引用し、紹介したい。
政治をもっと身近に勉強会
石丸伸二の応援をきっかけに政治に興味をもった方々で運営されている政治の勉強会。
初回ゲストには、都知事選での石丸伸二の応援をきっかけに維新の会を離党された世田谷区議の稗島進(ひえしますすむ)議員が登場し、100人以上が参加されていた。私もオンラインで参加したが濃密な勉強会となった。
第2回勉強会は、2024/10/4(金) 19:00から開催予定。
安芸高田市議会から石丸伸二を追っていた方々にとってはおなじみ、前安芸高田市議会議員の熊高昌三さんらが登場。オンライン中継の現地参加、リモート参加のどちらも受け付けているそうなので、申し込みを検討してみて頂ければと思う。私も参加する予定です。
追記:2024.9.23
毎日新聞にも取り上げられて報道されており、その広がりは全国紙で注目されている
元インフルエンサー ふくまる💜さん
元インフルエンサーとして、TikTokやInstagramで活躍され、企業案件でイベント活動などを行われていたふくまるさん。
東京都知事選で石丸伸二の応援をきっかけに政治の世界を知り、元インフルエンサーとしての活動を公開。
石丸伸二と縁のある彦根市や美濃加茂市などに足を運ぶなど行動力も凄まじい。
フォトジェニックな魅力に引き込まれる方も多く、彼女のポジティブな考え方に共感する方も多い。
都知事選において石丸伸二はSNSで爆発的な拡散が行われた。政治という歴史あるコンテンツとSNSが自然と融合し、その価値観に化学反応を起こした初めての事例だった。
無党派層が4割を超えるこの国において、Z世代の流行と政治を接続する価値を証明したことが東京都知事選のひとつの意義だった。都知事選で終わることなく、立ち上がった人々の意識を継続的につなぐことがいま重要だと考える。
政治に関心を失った日本という悲劇的状況を打開する可能性がこうした活動にこそあるのではないかと考え、ふくまるさんの活動を最大限応援させて頂いている。
#あなたの町を動かそう
これは私自身の話。政治家に意見をするならば、まずは自分の街の議員に直接言えばよいのではないかという投稿をXで提案したことがある。
日本は間接民主制であり、Xなどで投稿しても意見が通りにくい。一部直接意見を吸い上げる政治家の活動や、政策課題に意見が出来るプラットフォームもあるが、先に自分の地域の議員に訴えることが先決ではないかと考えたからだ。
言ってる私が何もしていなければ説得力がないので、実際に市議会議員をコンタクトを取り、現在は地域の防犯部の役員を務めて日々地域の防犯活動の広報や警察とのパトロールなどに同行するようになった。
こちらの投稿にお寄せいただいたリプライでも既に街の議員さんとコミュニケーションをとっている方がおられ、提案するまでもなく、こうした活動は拡大していたようだった。
政治家や政党、政策に関する意見がある方は、ぜひあなたの町の議員に提案してみていただき、SNSでシェアしてみて頂ければと思う。
あなたはどこに立っているのか
小さな行動のひとつひとつを積み上げていくことで、大きな力を作っていくことができることを、石丸伸二の姿から多くの人が学んだ。
もし、あなたが何かを動かしたいと思ったなら、そこに臆せず飛び込んでみて頂ければと思う。
あなたの後ろには同じような情熱を持った人たちが、列をなして並んでいるかもしれない。
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