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役職定年後の節約旅行

62歳サラリーマンの ”じぃ” です。
役職定年後1年間継続雇用で働いた後、今年の春、退職し転職することにしました。
その時点で残っていた年休が37日。
全部消化すれば、ほぼ2ヶ月間休んでいても給与を受け取れるという絶好の機会。

お金はあまり使いたくないけれど時間だけはたっぷりできました。
そんなわけで、学生気分に戻って、旅行に行くことにしました。

1.計画&予約

円安の中の節約旅行のため、行先候補から欧米は外してアジアかオセアニア。
直近1年で台湾、韓国には行っていたので、なんとなく欧米風のオーストラリアへ行ってみることに。

飛行機はシドニーまでのとにかく安い便を予約。
航空会社のキャンペーン等であればもっと安くなりそうですが、予約しようした時点で一番安かったのがベトジェット6万3千円。
羽田発2:30~シドニー着8:05
意外と早く行けると思ったら、乗継便で丸一日以上経過した後の朝到着便。

帰りはブリスベン発10:25~18:30成田着ジェットスター4万9千円。
羽田~シドニーに比べると、ブリスベン~成田は安いです。

宿泊はゲストハウスのドミトリールームで一泊5千円弱×6泊。
日本のゲストハウスよりも高いですが円安なので仕方なし。

2.羽田

羽田2:30発なのですが、終電で行くのは心配なので少し早めに第三ターミナル到着。飲食店はもう開いていませんでしたが、ぎりぎりコンビニが閉店間際で滑り込んで夜食購入。
その後は待つしかないのですが、2:30時点でまだ飛行機が到着しておらず忍耐の時間を過ごしました。。。
結局、かなり遅れて午前4時近くにようやくベトジェット出発。

3.ホーチミン

乗り継ぎのタンソンニャット国際空港に朝到着。
飛行機はタラップで降ろされてバスで移動。
空港内はカンボジアの飛行機などアジア感が強くて少し嬉しく(笑)

カンボジア・アンコール航空

ホーチミンには朝到着で夜出発なので一時入国。
入国審査は超時間かかりました。
ベトナムは世界一入国審査に時間がかかるとのことなのですが、自分自身も、パスポートを渡したあと、しばらく入国審査官の前に立たされていました。何かを聞かれるわけでもなく、いったい何に時間がかかっていたのか結局謎のまま。

空港の外に出てみると街が騒がし過ぎます。
そして油断しているとタクシーの客引きから声をかけられます。
ぼったくりの心配のないGrabアプリ(東南アジアではUber撤退)を使って、車を呼んでみたものの、とにかく人と車が密集しすぎていて、呼んだ車と待ち合わせがうまくいく気がしません。
スマホの位置情報で自分と車が近づいたところで、アプリ画面に出ている車のナンバーを探してなんとか乗車。

行先が違っていそうな予感・・・

観光スポットである 「ノートルダム大聖堂」を行先に指定して乗車したのですが。。。
窓から見える街の様子から、どうやらおかしいと気づき・・・、そして到着したのがここ↓

日本で例えると、東京駅西側の丸の内に行くはずだったのに、亀有~立石あたりに来てしまった感じでしょうか?
いきなり、目眩に襲われました((((@д@_)))))
「ノートルダム大聖堂に行きたい」と言いたかったのですが言葉もわからないのでここで下車。
周辺はこんなところでした。

ノートルダム大聖堂に行きたいけど人に尋ねる勇気が出ない・・・
これは売ってるのかな?
そして手前の服は売ってないはず
足のあるのは何?

幸先の悪いスタートをなんとかリカバリーしようと、再度Grabのアプリを立ち上げて、もう一度「ノートルダム大聖堂」を検索。
自分はどうやらいたずらで登録された「ノートルダム大聖堂」に来てしまっていたようです。
リカバリーして到着したのがこちら↓

なんと工事中・・・

残念なことに工事中ですが、こちらにはちゃんと観光客がいて少し安心
すぐ隣にサイゴン中央郵便局。

サイゴン中央郵便局
ベトナムは社会主義
ホーチミン人民委員会庁舎

お昼ご飯はこちらのバインミーニューランというお店で。

バイクも直接お店へ
言葉がわからなくてもスマホ画面を見せて注文OK
店内は空いていました

ビジネス街だと思いますがのんびりした感じ。

ここでジュースを買うようです

ホーチミン市内を歩いているとやたらとしつこく声をかけられました。
見た目では私もベトナム人で通せますが、リュックを背負っているせいなのか観光客とバレるようです。
私のスニーカーを磨かせろと、ブラシを持ったおっさんがずっと追いかけてきたのは最悪でした。
靴磨きに捕まるとこう ↓ なるようです。

とりあえず、高島屋に逃げ込んで一安心

避難所高島屋(笑)

サイゴン川の川岸でボーっとしていた時も、向こう岸までボートに乗らないかと、おじさんに付きまとわれましたが、話しに乗ってしまうとぼったくられていたと思います。

ホーチミン市内、日中だけ散策してみましたが、2月なのに暑すぎてかなり無理な感じがありました。日本の気温との差が大きすぎて順応できず、3回もカフェで休んでました。
そんなわけで、早めにホーチミン市内から退却し、空港に戻りフォーっと一息。

WAGYU BEEF PHO

「和牛」はウソですね(笑)

4.シドニー

ホーチミンからさらに機内一泊して翌朝シドニー到着。
入国審査は、電子渡航許可の対象国日本人は待ち時間ゼロ。
同じベトジェットに乗っていたベトナムパスポートの人は長蛇の列に並んでいたので、バゲージクレームはめちゃくちゃ人の少ない中で、余裕で荷物を受け取れました。

前日と違って、人は密集しておらず、バイクのホーンも聞こえず、清潔感もあり、穏やかな雰囲気でめっちゃ嬉しくなります。
なにより、ぼったくりの心配が不要なので気を抜いて歩けます(笑)

日本と似た雰囲気で一安心

ゲストハウスに向かう途中、超絶めずらしい鳥を発見!・・・

アイビスというそうです

と思って何枚も写真を撮ったのですが、日本のハト並みに大量にいる鳥でした。

初日は市内観光。
クイーンビクトリアビルディングというショッピングセンターです。

ビクトリア女王

セーラームーンと同じようなスティックを持っていらっしゃいます。

ビルの中も素晴らしいです。

ショッピングセンターっぽくない
こんな雰囲気なのでGUとかは出店してません

自宅近く、鴨居のららぽーと横浜より断然おしゃれです。

The Strand Arcade

横浜の六角橋ふれあい通りと似たようなアーケード形状ではありますが。。。まったく別物。

ところでオーストラリアの方は、かなり動物好きなようです。

Bank of New South Wale
オーストラリアの国章

どちらも、カンガルーとエミューが登場していますが、コアラはどうしたのでしょう?

と心配していたら、歩道脇にいました。

5.節約ポイント

ところでこのブログの題名に節約旅行と書きましたが、少しだけ節約したところを書かせていただきます。
飛行機代を除くと、あとは宿泊費と食費です。

宿泊はゲストハウスのドミトリールームが安上がりだと思います。
日本だと一泊3,000円くらいだと思いますが、シドニーは一泊5,000円近くかかりました。
さらに安い方法もあるかもしれませんが、安全を考えるとゲストハウスが無難なように思います。
ここ ↓ に3泊。

Pacific House Hostel

食事は、そもそもレストランで一人で食事している人がいないので、選択肢は自ずとファストフードかフードコートになります。
それでも日本の相場の倍くらいかかってしまい残念な気持ちになります。

なぜかアイスがセットに

初日の昼食です。
ぜんぜん節約になっていなくて、これで2,000円近かったと思います。
ホーチミンのぼったくりの心配がなくなったのに、シドニーはどこへ行ってもぼったくり価格です。

夕食はゲストハウスから歩いていけるこちらの店。

Harry's Café de Wheels
オーストラリアの国民食ミートパイ

これで1,500円以上したと思います。
オーストラリアでは、何を注文してもぼったくられ感が拭えません。

食事については最低レベルでもこんな値段なので、足りない分は日本から持って行ったカップヌードルで補っていました。

それから水。
オーストラリアでは500mlのペットボトルが500円近くします。
水は近所のまいばすで買った1本60円弱のペットボトルをスーツケースに8本詰めて持って行きました。これは大正解。

一方、交通機関の費用は割と安くてシドニー湾のフェリーはかなりおすすめです。

オペラハウスとハーバー・ブリッジ
ワトソンズベイというオーストラリア最古の漁村
最古の漁村からシドニー市街
自転車レンタルしてシドニー・ハーバー国立公園
笑わないワライカワセミ発見

6.有給休暇取得のおすすめ

有給休暇って、同年代のシニアの方は結構貯まっている方が多いのではないでしょうか?
なんとなく、休みを取ることに罪悪感があったりとかして、消化しなかった休暇が消えてなくなってしまった方も多いと思います。

ただ、私のように、もう出世することもないし、仕事も楽な感じになってきた人には、思い切ってまとめて有給休暇を取得することをお勧めしたいと思います。
転職先の職場でも、先日退職する方がいらしたのですが、やはり最後にまとめて休みを取ってカンボジアに行かれていました。

これからは、やりたかったけど我慢していたことに、時間を使っていきたいと思います。
ただしお金はあまり使わずに。そしてぼったくられないように。。。


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