少し遡った日記たち | 7月24日〜8月4日
毎日ではないけれど、なるべくその日の終わりに日記を書いている。
0歳児との忘れたくない景色だったり、自分の気持ちの動きだったり。
公にする予定のない日記たち、と思っていたけれど、ここに記してみる。
7月24日
昨日、あっ、これ、育児日記として書こう、と思っていたことを、もうすでに今日忘れてしまっている。悲しい。確か、何かを初めてできたとか、そのような事だったはずなのに。
なので、今日は思ったことを忘れないうちに綴る。
昨日の深夜から日中まで、ずっとぐずっていたお子。お乳を吸っていないと泣き止まないほどに。夜泣きが止まなくて、イライラしてしまった自分にとても落ち込む。
日中、外に出るのも億劫になっていたが、意を決して準備する。甘いものとコーヒーで自分を労わろうとカフェへ。キッズスペースに放ってやるとひとりで遊びだす。あんなにも抱っこしろ、乳くれマンだったのに。子どもって不思議なものだ。
夕食の片付けをしていると、ゴミ箱を漁るお子。胴を両手で掴み、少し手を震わせ、「め!」と一言。いつもならニヤっと笑うが、今日はなんと顔をゆっくり、くしゃっとさせて泣いた。そして怒るように手で床を叩く。「叱られた。」を初めて理解したのかも知れない。
成長だ、と思った矢先、すぐゴミ箱に向かう。「め!」泣く、ゴミ箱に向かう、を二、三度繰り返す。
理解したのか、していないのか。
はたまた反抗心が芽生えたのか。
7月28日
一昨日だったような、もうちょっと前だったような。
お子が初めて「どうぞ」をした。
ボールとか鍵とか、まだ小さいものは、まだまだうまく手を離せないけれど、絵本を手放してくれた。
読んで欲しいという気持ちが強かったのかも知れない。
明日また絵本を「どうぞ」できるか見てみよう。
8月4日
しばらく日記が書けていなかった。
昨日はっきりと「どうぞ」をしたお子。
コピックを箱ごとひっくり返し、24本ものコピックの海と戯れているなと思っていたら、そのコピックの一本を手に取り、渡してくれた。
笑顔で「ありがとう。」と受け取ると、お子もぱぁーっと笑顔になり、もう一本、また一本、と手渡してくれた。
あぁ、成長。少しずつ意思がはっきりと。
あと最近よく笑う。引き笑いでよく笑う。
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「少し遡った日記たち」として、書いて少し時間が経った日記たちを、これからも、少しずつ、更新していく。