ずっと思っていたこと
サービス残業は、社員の‘強制’ボランティア。
どうしてそれを当たり前と思われなけばならないの、と疑問に思いながら、貯まっていた有給休暇を消化してその分を少しは取り返そうかしら、と考える。
毎日少しずつでも、‘強制’ボランティアを
利用して無料で作業してもらおうというケチ臭い考え自体が、社員の意欲を下げている。そうしてもらって当たり前という、会社が個人に寄りかかっている姿勢は、甘えんぼう。
おむつも変えないといけないの。
「どうして働かなくちゃいけないんですかね。」というのは、人によって色々な意味で使われていそう。今の学生さんの中には、そういう疑問を抱く人も少なくないと聞く。
もしそれが、ただただ働きたくないという意味なら、わたしはあまり共感できない。(わたしが実際にそういう話を聞いた学生さんは、こちらだった様子。)
けれどもそれが、‘理不尽に会社の犠牲になるのは嫌です’という意味なら、「わたしも。」
だからわたしは、そういうところからできるだけ離れようとしてきたのだけれど、楽に生計を立てられるものでもない。
ちょっと会社の人質みたいになるか、そこから外れてプアーな変わり者になるかという、二者択一的な選択を迫られるような風潮もある。
物事をどう捉えるかは、幸・不幸の感じ方においてとても重要だと思うけれど、物事のほうも良くなることはどんどん良くなっていってほしい。「昔は(もしくは‘わたしは’)あんなに大変だったんだから、このくらい当たり前でしょ。」という事柄が人の幸せにちっとも貢献していないのだったら、それは改まっていくものだと思う。